介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

このブログでは、介護ってこんな感じだよ、って率直にシェアしていくよ!介護って実は誰もが経験することだし、正直、時には大変だったり笑えることだってあるよね。ここでは介護の実情や悩み、そしてちょっとした助けになる情報をみんなで共有していくよ。助け合いながら介護の日々を乗り越えていこうぜ!

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介護ICTツールの活用事例とメリット|介護の仕事を効率化する方法

介護の仕事は、利用者のケアを行うことだけではありません。居宅介護支援では利用者のケアプランを作成したり、ほかの事業所と情報の連携を図ったり、実績をもとに介護給付費請求を行ったりと情報を取り扱う作業量は膨大です。しかしマンパワーによる作業量には限界があるため、ICTの活用が検討されています。

ICTとは、「Information and Communication Technology」の略称で、日本語で情報通信技術という意味です。ICTにはパソコンやスマートフォン、タブレット端末を使ったメールやチャット、SNS、ECサイト取引などがあり、私たちの身近な生活に広がっています。介護現場においても業務の効率化を目的として、ICTの導入が進められています。

この記事では、介護現場の中でも居宅介護支援におけるICT活用について取り上げます。具体的には、ICTを活用することで、どのようなメリットがあるのか、どのようなICTツールがあるのか、どのように導入するのかなどについて解説します。

居宅介護支援でICTを活用するメリット

居宅介護支援でICTを活用することで、次のようなメリットがあります。

  • 業務効率化:スマートフォンやタブレット端末を利用することにより、介護記録の作成から請求業務までまとめて行うことができます。書類提出のために移動する必要がなくなり、手入力の手間がなくなるため、訪問介護職員にとっても居宅介護支援事業所にとっても大幅な業務時間の短縮につながります。
  • スタッフ間の円滑な情報共有:ICT機器を使用することにより、情報を管理して全スタッフに対する情報共有を漏れなく一度に行なうことができます。出勤していないスタッフへの情報連携が取れるうえに、履歴が残ることで「言った、言わない」のトラブルを防げます。
  • 印刷費などの削減:ICT機器でデータ管理を行うことによって、ペーパーレス化が可能となり、トナーや用紙代など印刷にかかるコストの削減につながります。加えて紙媒体には経年劣化の問題があり、メンテナンスが必要です。ICT機器やクラウドを活用することで書類を保管する必要がなくなるため、保管コストも削減することができます。
  • セキュリティの強化:紙媒体でデータを取り扱う場合、紛失・消失などによる情報漏洩やデータ改ざんのリスクを伴います。とりわけ居宅介護支援事業所で取り扱う書類には、利用者に関する個人情報が含まれるため厳重な管理が必要です。ICT機器やクラウドを活用してデータ保存しておけば、情報漏洩のリスクが軽減され、セキュリティの強化につながります。

居宅介護支援でICTを導入する流れ

居宅介護支援でICTを導入するには、次のような流れがあります。

  1. ICT機器・ソフトウェアの導入計画を立てる:まず、事業所にICT機器・ソフトウェアを導入する目的と導入時期を明確にします。
  2. ICT機器・ソフトウェアを選定する:次に事業所の目的に最適なICT機器・ソフトウェアを導入するため、製品機能・価格・効果・サポート体制などを総合的に比較したうえで選定します。
  3. ICTの導入に伴い業務内容の変更箇所を確認する:ICT機器の導入に伴い、利用者情報の管理方法や介護記録の入力方法などの業務上の変更点について検討・整備を行います。
  4. 職員に使い方に関する周知・研修を行う:ICT機器の使用方法・システムを確認し、デモ操作を行いながら一連の実績入力や記録方法の確認を行います。操作上で何か不具合があれば、職員からのフィードバックを導入業者に伝えて対応を依頼します。職員に対して定期的に研修を行うことにより、ICT機器に関する知識習得や操作の習熟を促しより機能的にICTを活用したメリットを感じられます。
  5. ICT機器の導入後に効果検証を行う:ICT機器の導入後には、業務効率化や品質向上などの効果が実際に得られているかどうかを定期的に検証します。ICT機器の使用状況や利用者の満足度などのデータを収集・分析し、ICT機器の活用方法や業務プロセスの改善点を見つけ出します。

居宅介護支援でICTを活用する事例

居宅介護支援でICTを活用する事例として、以下のようなものがあります。

  • 介護記録やケアプランの作成・管理をクラウドで行う:介護記録やケアプランをクラウド上で作成・管理することにより、スタッフ間の情報共有や請求業務の効率化が図れます。例えば、株式会社ヒューマンケアシステムズが提供する「CareNote」は、スマートフォンやタブレット端末で介護記録やケアプランを作成・閲覧・修正できるクラウド型の介護ソフトです。介護記録は音声入力や手書き入力が可能で、ケアプランは自動作成や自動更新が可能です。また、介護給付費の請求業務も自動化され、介護保険事務センターへのデータ送信も可能です。
  • 利用者の健康状態や生活状況をリアルタイムで把握する:利用者の健康状態や生活状況をリアルタイムで把握することにより、適切なケアやサービスの提供が可能になります。例えば、株式会社アイ・エム・ジェイが提供する「IMJケアモニター」は、利用者の自宅に設置したセンサーで利用者の活動量や体温・血圧・心拍数などのバイタルデータを測定し、クラウド上で管理するシステムです。利用者の健康状態や生活リズムの変化をグラフやアラートで表示し、居宅介護支援事業所や訪問介護事業所に通知します。また、利用者や家族とのコミュニケーションも可能です。
  • 利用者の自立支援や認知症予防にICTを活用する:利用者の自立支援や認知症予防にICTを活用することにより、利用者のQOLの向上や介護負担の軽減が期待できます。例えば、株式会社アイ・エム・ジェイが提供する「IMJケアトレーナー」は、タブレット端末で利用者に適したトレーニングやゲームを提供するシステムです。利用者の運動能力や認知能力を測定し、個別に最適なメニューを作成します。トレーニングやゲームの結果はクラウド上で管理し、居宅介護支援事業所や訪問介護事業所にフィードバックします。また、利用者や家族とのコミュニケーションも可能です。

まとめ

この記事では、居宅介護支援でICTを活用するメリットや導入の流れ、事例について紹介しました。ICTを活用することで、居宅介護支援事業所や訪問介護事業所は、業務効率化や品質向上、人材不足の解消などの課題に対応できるとともに、利用者の健康状態や生活状況の把握や自立支援や認知症予防などのサービスの充実が可能になります。ICTの導入には、事前の計画や選定、業務内容の変更、職員の研修、効果検証などのステップが必要ですが、ICT機器・ソフトウェアの提供業者や関連団体のサポートを受けることで、スムーズに導入できるでしょう。