【認知症:症状】10
過食・拒食へのアプローチ
食事は生命の源。本人の脳内で起きていることを理解し、無理のないアプローチを探しましょう。
1. 過食行動:なぜ何度も食べたがる?
原因:満腹中枢の障害と記憶の欠落
「食べた」記憶の消失や、満腹を感じる機能の低下が原因です。空腹感は本人にとって「紛れもない事実」です。
💡 対応のコツ:
- 「後片付け」を一緒に: 食器を下げる動作で「食事終了」を印象づけます。
- 少量多頻度: 1回分を分け、回数を増やして提供します。
- 代替品の活用: 噛み応えのある低カロリーなおやつを用意します。
2. 拒食行動:なぜ頑なに拒むのか?
原因:失認・体調不良・不安
食べ物と認識できない、口内の痛み、嚥下への恐怖などが隠れている場合があります。
💡 対応のコツ:
- 環境の変化: 食器の色を変える、場所を変えるだけで食べ始めることがあります。
- 形状の工夫: 手づかみで食べやすい形(フィンガーフード)を試します。
- 誘い方の工夫: 「味見をお願いできますか?」と役割を依頼します。