介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

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重度訪問介護とは?サービス内容や対象者、資格要件などを解説

重度訪問介護とは?サービス内容や対象者、資格要件などを解説

重度訪問介護とは、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一つで、重度の障害者に対して長時間にわたってさまざまな支援を行うサービスです。重度訪問介護で働くには、介護福祉士やヘルパーなどの資格が必要です。また、重度訪問介護の対象者は、障害支援区分4以上であって、身体的な困難や行動上の困難がある方に限られます。

この記事では、重度訪問介護のサービス内容や対象者、資格要件などをわかりやすく解説します。重度訪問介護に関心のある方や、重度訪問介護で働きたい方は、ぜひ最後までお読みください。

重度訪問介護のサービス内容

重度訪問介護のサービス内容は、以下の5つに分類されます。

  • 身体介護:食事や入浴、排泄などの身体的な支援
  • 家事援助:掃除や洗濯、調理などの家事的な支援
  • 外出支援:買い物や通院などの外出時の付き添いや移動の支援
  • 見守り:利用者の安全や健康状態を確認するための訪問や電話
  • 医療的ケア:経管栄養や人工呼吸器などの医療的な処置や管理

重度訪問介護は、利用者のニーズに応じて、これらのサービスを組み合わせて提供します。また、重度訪問介護は、比較的長時間にわたって総合的かつ断続的に行われます。一回のサービス提供時間は、最低2時間以上で、最大24時間まで可能です。

重度訪問介護の対象者

重度訪問介護の対象者は、障害者総合支援法に基づく障害支援区分4以上であって、以下の1または2のいずれかに該当する方になります。

  1. 二肢以上に麻痺等があり、歩行や移乗、排尿や排便などに支援が必要な方
  2. 行動関連項目(コミュニケーションや不安定な行動など)の合計点数が10点以上である方

また、18歳未満の障害児は、原則として重度訪問介護の対象外ですが、15歳以上で児童相談所長が重度訪問介護を利用することが適当であると認めた場合は、重度訪問介護を利用できる可能性があります。

重度訪問介護の資格要件

重度訪問介護は、無資格では従事することができません。実際にサービスを提供するヘルパー、事業所運営を担うサービス提供責任者、それぞれに資格要件が定められています。以下に、双方の従事資格をまとめました。

ヘルパー 資格要件
介護福祉士 実務者研修修了者
居宅介護職員初任者研修課程修了者 介護職員初任者研修課程修了者
居宅介護従業者養成研修1級または2級課程修了者(ヘルパー1級または2級) 訪問介護員1級または2級課程修了者(ヘルパー1級または2級)
障害者居宅介護従業者基礎研修修了者 居宅介護従業者養成研修3級課程修了者(ヘルパー3級)
重度訪問介護従業者養成研修修了者 行動援護従業者養成研修修了者
などのうち、いずれか
サービス提供責任者 資格要件
介護福 介護福祉士社会福祉士保健師看護師理学療法士作業療法士言語聴覚士臨床心理士などのうち、いずれか

重度訪問介護の利用方法

重度訪問介護を利用するには、まず、市区町村の障害者支援課などに相談して、障害者総合支援法に基づく障害支援区分の認定を受ける必要があります。障害支援区分の認定は、医師やケースワーカーなどの専門家による訪問調査や書類審査によって行われます。障害支援区分の認定を受けた後は、重度訪問介護のサービス計画を作成します。サービス計画は、利用者や家族、ケースワーカー、重度訪問介護事業所などが協力して、利用者の希望やニーズに沿った内容にします。サービス計画が決まったら、重度訪問介護事業所に契約を結び、サービスの提供を開始します。

重度訪問介護の費用

重度訪問介護の費用は、利用者の障害支援区分や所得に応じて、自己負担額が決まります。自己負担額は、障害支援区分4の場合は、月額上限が1万円、障害支援区分5以上の場合は、月額上限が2万円です。ただし、所得が一定以下の場合は、自己負担額が減免される場合があります。また、重度訪問介護の利用には、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの利用上限があります。利用上限は、障害支援区分4の場合は、月額上限が30万円、障害支援区分5以上の場合は、月額上限が40万円です。利用上限を超えた場合は、自己負担額が全額になります。

重度訪問介護のメリットとデメリット

重度訪問介護には、メリットとデメリットがあります。メリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 自宅で生活しながら、必要な支援を受けられる
  • 長時間にわたって総合的なサービスを受けられる
  • 医療的ケアや行動援護などの専門的なサービスを受けられる
  • 家族の負担や孤立感を軽減できる

デメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • 利用者の状態やニーズに合わせたサービス提供が難しい場合がある
  • 重度訪問介護事業所の数や地域の状況によっては、利用できない場合がある
  • 自己負担額や利用上限によっては、経済的な負担が大きくなる場合がある
  • プライバシーや自立性が損なわれる場合がある

まとめ

重度訪問介護とは、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一つで、重度の障害者に対して長時間にわたってさまざまな支援を行うサービスです。重度訪問介護のサービス内容や対象者、資格要件などを解説しました。重度訪問介護は、自宅で生活しながら必要な支援を受けられるメリットがありますが、利用者の状態やニーズに合わせたサービス提供が難しい場合や、経済的な負担が大きくなる場合などのデメリットもあります。重度訪問介護を利用するかどうかは、利用者や家族の判断になりますが、事前に相談や調査を行って、自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。