介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

このブログでは、介護ってこんな感じだよ、って率直にシェアしていくよ!介護って実は誰もが経験することだし、正直、時には大変だったり笑えることだってあるよね。ここでは介護の実情や悩み、そしてちょっとした助けになる情報をみんなで共有していくよ。助け合いながら介護の日々を乗り越えていこうぜ!

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介護の仕事内容って何がある?基本的な4種類のお仕事を現役介護士が解説

介護の仕事といっても、働く場所や利用者、所持資格によって様々です。これから介護職を目指す方が少しでも仕事がイメージできるよう、介護の仕事内容の主な4種類の業務や難易度、やりがいを著者の体験から紹介します。

入浴介助

高齢者のQOL(生活の質)の向上や尊厳の維持につながるケアのひとつ、入浴介助。個浴・一般浴・機械浴・リフト浴・ストレッチャー浴等ADLに応じた方法があり、体調不良や拒否などで入浴できない方は、シャワー浴・清拭・部分浴(足浴・手浴)などで対応します。入浴介助は、身体の清潔保持や疼痛緩和、血行促進、新陳代謝の向上、感染症予防、精神の安定、リラックス効果やスキンチェックなどを目的に実施します。

難易度:★★★★☆
他人の体や頭を洗うことは難しいため、介護職初心者の方は入浴の手順や利用者の状態が分からず、戸惑うことが多いでしょう。実践とアドバイスを通じて利用者のペースに合わせたケアができるようになるので、安心してください。

やりがい:★★★★★
入浴介助のやりがいは、なんといっても表情!認知症で表情が固い方、いつもピリピリと怒っている方が湯船に浸かったときの瞬間。中には誘導が難しい方もいらっしゃいますが、「あぁ~気持ちいい」とほころんだ表情を見ると介護者としてのやりがいを感じます。

排泄介助

トイレへの誘導やベッド上でのおむつ交換などの排泄介助。利用者によって排泄のタイミングや回数、そのときの状況によって介助方法や手順は異なります。清潔保持や快適の維持、自立支援と寝たきり防止などの目的があり、排泄介助時のスキンチェックで皮膚疾患の早期発見も可能です。

難易度:★★★☆☆(人によっては★★★★★)
介護の仕事の1日は「排泄介助にはじまり、排泄介助で終わる」といってもいいほど大きなパーセンテージを占める業務です。初めての介護職で排泄物に馴染のない方にとっては、「できない」「触れない」と感じる方もいますし、その業務が「絶対無理!」という方もいらっしゃるでしょう。自分自身も含め、すべての人に起こる生理現象だと理解できるまで時間がかかる方もいます。排泄介助は、「生きる上で必要不可欠なこと」との理解と、感染防止に配慮して適切なケアを行うことが大切です。

やりがい:★★★☆☆
「おむつ交換ばっかりじゃん!」と介護の仕事が嫌になる方を何人も見てきました。適切な排泄介助は、高齢者の尊厳の維持につながる専門性の高い業務のひとつ。排泄のタイミングを把握し適切な排泄誘導ができたら、おむつが不要になるかもしれない。そうすると、認知症症状の改善やADLの向上、利用者本人にとって「自力でトイレへ行ける」と自信になるでしょう。

食事介助

高齢者にとって日々の楽しみのひとつとなっている食事。普通食から一口大食・きざみ食・ミキサー食など個々の嚥下状態によって、食事形態が異なります。

難易度:★★☆☆☆
寝たきりになると低栄養や誤嚥事故といったリスクにつながりやすいため、食事の形態や食事介助のスピード、食べやすさへの配慮が必要です。利用者の心身の状況、嚥下の程度、誤嚥のリスクなど事前に把握することで安全な食事介助を行えます。

やりがい:★★★★☆
「食事介助は誰にでもできる仕事」と思われ、介護施設によっては実習生の登竜門的な仕事とされています。しかし、介護業務の中でも介護者を選ぶ業務のひとつです。介護者の声かけや食事を口に運ぶスピード、運び方によって摂取量が左右されます。「今日も美味しかったった」と笑顔で言ってくれる利用者の姿は、介護者にとって最高の報酬です。

移動介助

ベッドから車椅子への移乗や歩行補助などの移動介助。利用者の自立度や体力、介護者の人数や技術によって、介助方法や使用する器具は異なります。移動介助の目的は、利用者の自立支援や寝たきり防止、体力維持や筋力向上、関節可動域の維持や拡大、血行促進や浮腫の予防などです。

難易度:★★★☆☆
移動介助は、利用者の体重や体型、体力や意思疎通の有無などによって難易度が変わります。介護者自身の体力や技術も重要です。利用者の安全を確保しながら、自分の体を守るためには、正しい介助方法や器具の使い方を学ぶ必要があります。

やりがい:★★★★☆
移動介助は、利用者の自立度や体力の向上に直結する業務です。利用者が自分の足で歩けるようになったり、ベッドから車椅子に移乗できるようになったりすると、介護者としての達成感を感じます。また、移動介助を通じて利用者とのコミュニケーションを図ることで、信頼関係を築くこともできます。

まとめ

介護の仕事内容は、利用者のニーズや状況に応じて変わります。介護職には、入浴介助や排泄介助、食事介助、移動介助などの基本的な業務のほかに、レクリエーションや生活相談、医療行為などのさまざまな業務があります。それぞれの業務には、難易度ややりがいがあります。介護の仕事は、利用者の生活の質や尊厳の維持に貢献するやりがいのある仕事です。介護職に興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。