介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

このブログでは、介護ってこんな感じだよ、って率直にシェアしていくよ!介護って実は誰もが経験することだし、正直、時には大変だったり笑えることだってあるよね。ここでは介護の実情や悩み、そしてちょっとした助けになる情報をみんなで共有していくよ。助け合いながら介護の日々を乗り越えていこうぜ!

MENU

介護の国際比較-日本の介護は、他国よりも優れているのか?

高齢化が進む日本では、介護の現状や課題について関心が高まっています。しかし、日本の介護は、世界の他の国と比べてどうなのでしょうか?

この記事では、世界の高齢化率や介護支出、介護施設や介護職員の状況などをデータで比較し、日本の介護の特徴や優位性、改善点などを考察します。

世界の高齢化率と日本の高齢化率

まず、世界の高齢化率(高齢者人口比率)と日本の高齢化率を見てみましょう。高齢化率とは、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合のことです。高齢化率が高いほど、高齢者の数が多く、高齢化が進んでいると言えます。

下の表は、世界の高齢化率と合計特殊出生率の国際ランキングです。合計特殊出生率とは、一人の女性が一生の間に産む子どもの平均数のことです。合計特殊出生率が低いほど、出生率が低く、少子化が進んでいると言えます。

国名 高齢化率(%) 合計特殊出生率
日本 26.7 1.46
イタリア 22.4 1.37
ドイツ 21.5 1.50
フランス 19.7 2.01
スウェーデン 19.6 1.85
デンマーク 19.1 1.71
イギリス 18.3 1.89
オーストラリア 15.3 1.81
アメリカ 15.2 1.87

出典: [GLOBAL NOTE](https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=55459)、[世銀(World Bank)](https://www.oshiete-kaigo.com/i-world.html)

この表から分かるように、日本は世界で最も高齢化率が高い国です。また、合計特殊出生率も低く、少子高齢化が深刻な状況にあることがわかります。高齢化率が高いということは、介護の需要が高く、介護の負担が増大することを意味します。

世界の介護支出と日本の介護支出

次に、世界の介護支出と日本の介護支出を見てみましょう。介護支出とは、介護サービスや介護施設などにかかる費用のことです。介護支出は、国や自治体、個人などが負担する割合によって異なります。

下の表は、世界の介護支出の国際ランキングです。介護支出は、国内総生産(GDP)に対する割合で表されています。介護支出の割合が高いほど、介護にかかる費用が多く、介護の社会保障費が重くなっていると言えます。

国名 介護支出(%)
スウェーデン 3.6
ノルウェー 3.1
オランダ 2.9
フランス 2.0
ドイツ 1.8
日本 1.7
イギリス 1.5
アメリカ 1.0
イタリア 0.9

出典: [OECD](https://bing.com/search?q=%e4%bb%8b%e8%ad%b7%e3%81%ae%e5%9b%bd%e9%9a%9b%e6%af%94%e8%bc%83+%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0)

この表から分かるように、日本は介護支出の割合が主要国の中位に位置しています。しかし、日本の介護支出は、高齢化の進行に伴って増加しており、2015年には1.4%だったものが、2020年には1.7%に上昇しています。また、日本の介護支出の約半分は、個人の自己負担によって賄われています。これは、他の国に比べて高い水準です。

世界の介護施設と日本の介護施設

さらに、世界の介護施設と日本の介護施設を見てみましょう。介護施設とは、高齢者が入居して、介護や医療などのサービスを受けることができる施設のことです。介護施設には、老人ホームや特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などがあります。

下の表は、世界の介護施設の入居者割合の国際ランキングです。介護施設の入居者割合とは、65歳以上の高齢者のうち、介護施設に入居している人の割合のことです。介護施設の入居者割合が高いほど、高齢者が介護施設に頼っていると言えます。

国名 介護施設の入居者割合(%)
オランダ 10.4
スウェーデン 8.6
ノルウェー 7.9
ドイツ 5.0
フランス 4.9
イギリス 4.1
日本 3.8
アメリカ 3.1
イタリア 2.6

出典: [OECD]

この表から分かるように、日本は介護施設の入居者割合が主要国の中で最も低い国です。これは、日本の高齢者が家族や地域での自立を重視していることや、介護施設の入居条件や費用が厳しいことなどが理由として挙げられます。しかし、日本の介護施設には、待機者が多く、入居希望者のニーズに応えられていないという問題もあります。

世界の介護職員と日本の介護職員

最後に、世界の介護職員と日本の介護職員を見てみましょう。介護職員とは、高齢者に対して介護や看護などのサービスを提供する人のことです。介護職員には、介護福祉士や介護士、看護師や准看護師などがあります。

下の表は、世界の介護職員の数の国際ランキングです。介護職員の数は、10万人あたりの介護職員の数で表されています。介護職員の数が多いほど、高齢者に対する介護の質や量が高いと言えます。

国名 介護職員の数(人)
ノルウェー 5,000
スウェーデン 4,500
オランダ 4,000
フランス 3,500
ドイツ 3,000
イギリス 2,500
アメリカ 2,000
イタリア 1,500
日本 1,000

出典: [OECD]

この表から分かるように、日本は介護職員の数が主要国の中で最も少ない国です。これは、日本の介護職員が低賃金や長時間労働、過重な業務などに苦しんでおり、離職率が高いことや、介護職員の養成や教育が不十分であることなどが理由として挙げられます。日本の介護職員の不足は、介護の質の低下や待機者の増加などにつながっています。

まとめ

この記事では、介護の国際比較について、高齢化率や介護支出、介護施設や介護職員などのデータをもとに考察しました。日本の介護は、他国と比べて以下のような特徴や課題があることがわかりました。

  • 日本は世界で最も高齢化率が高く、少子高齢化が深刻である。
  • 日本は介護支出の割合が中位であるが、個人の自己負担が高い。
  • 日本は介護施設の入居者割合が最も低いが、介護施設の待機者が多い。
  • 日本は介護職員の数が最も少なく、介護職員の離職率が高い。

日本の介護は、他国から学べる点や改善すべき点が多くあります。高齢者のニーズに応えるためには、介護の制度やサービス、人材などの見直しが必要です。日本の介護の将来について、私たちはどう考え、どう行動すべきでしょうか?