介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

このブログでは、介護ってこんな感じだよ、って率直にシェアしていくよ!介護って実は誰もが経験することだし、正直、時には大変だったり笑えることだってあるよね。ここでは介護の実情や悩み、そしてちょっとした助けになる情報をみんなで共有していくよ。助け合いながら介護の日々を乗り越えていこうぜ!

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【介護リーダー必見】職員・スタッフのモチベーションを上げる5つの方法

介護現場で働く職員・スタッフのモチベーションは、職場の雰囲気やサービスの質に大きく影響します。しかし、介護リーダーは、職員のモチベーションを上げるのが難しいと感じていることでしょう。実は、職員のモチベーションを上げるのは、それほど難しいことではありません。この記事では、職員のモチベーションを上げるために、介護リーダーが実践できる5つの方法を紹介します。

1.相手の話をよく聴くこと

職員のモチベーションを上げるには、人間関係の質を高めることが必要です。そのためには、相手に心を開いてもらうこと、心を許せるリーダーだと思ってもらうことが必要です。そのための大切なポイントとして「話を聴く」ことが上げられます。具体的に言うと以下の3点です。

  • 相手の話に関心を持って聴くこと
  • 相手が話している最中に、話を遮ったり、言葉を被せたりしないこと
  • 相手を評価しようとしないこと

無理に答えを出そうとしたり、言い返すような関わり方をしてしまうと、せっかく話を聴く時間を作っても、関係が悪くなりモチベーションを下げることになってしまいます。まずは、相手の話をじっくりと聴く姿勢を意識しましょう。

2.自分の考えを話すこと

相手の話を聴くことが重要という話をしましたが、話を受け止めた上で自分の考え方や想いも相手に伝えるようにしましょう。相手の話の内容は、必ずしも前向きのものとは限りません。しかし、それを聴いた上で自分の考えや想いを伝えないと、「リーダーはどう思ってるんだろ?」「自分の話をどう受け止めたのかな」と疑問を持ち、不信感につながる可能性もあります。考えを話すときの注意点は以下の3点です。

  • 相手を考えや想いを否定しない
  • 話を聴いて自分が想ったことを丁寧に伝える
  • 時には、自分の失敗談やできないことを伝える

相手の話の内容を踏まえて、自分がそのことについて、どう考えているのかを伝えましょう。リーダーは、職員ひとりひとりが様々な価値観や考え方を持っていることを理解しておくことが重要です。その上で、「自分はこう思っているんだ。」「これについては、こう考えていたんだ。」と伝えることで、価値観の共有ができ、チームの共通認識の形成につながっていきます。

3.否定しないこと

介護職員やスタッフからの提案や意見などを否定しない姿勢は重要です。「提案したけどダメって言われた。」「意見したら人がいないから無理って言われた。」このような話を聴くと、言われた本人だけでなく、周囲の職員のモチベーションも下がってしまいます。否定しないポイントは以下の2点です。

  • 「でも...」「無理...」を使わない
  • 提案や意見を受け止め、その中でできる方法や対応を一緒に考える

否定は、反発や軋轢を生じさせます。提案する職員は、職場やご利用者にとって良いと思って提案してくれています。職場やご利用者を想う気持ちは一緒なので、それを実現するには、どのような方法があるのかを一緒に考えるコミュニケーションが必要です。その提案を実現することができれば、介護リーダーへの信頼も高まることでしょう。

4.過度な追求より、どう行動すべきかを話す

業務上のミスや期日を守らない、決められたことをしない場合など、介護リーダーの立場からすると「改善が必要だ」という想いが強くなります。そんなときにやってしまいがちなのが、過度な原因追及です。「なんでやらなかったの?」「どうしてできないの?」「誰の責任なの?」といった具合に、当事者を責めてしまうような言動になりがちです。このようなコミュニケーションの取り方だと、当事者は防衛体制に入ってしまい、責任転嫁や言い訳をする態度に出やすくなってしまいます。ミスなどへの対応ポイントは以下の2点です。

  • 過度な原因追及をしない
  • 未来への改善策を一緒に考える

このようなケースの場合に大切なことは、「これからどうしていくのか?」「どうすればいいと思うのか?」を一緒に考える、これから先のことに向けたコミュニケーションです。このような関わり方を行うことで、失敗から自分を守ろうとする姿勢から、どうしていこうかを考える方へ気持ちが向きます。

5.感謝を伝えること

チームのモチベーションを上げる介護リーダーなどが、当たり前にやっていることが「感謝の気持ち」を伝えることです。合わせて読みたい 信頼される・仕事ができる生活相談員が、当たり前 (自然)にやっている5つの行動 常日頃から1日1回は「ありがとう」と伝えましょう。何かをお願いしたとき、仕事が終わって帰るときなどにひと言感謝の気持ちを伝えるだけで、劇的に雰囲気が変わります。

お金を貰っているのだから一生懸命頑張ろう、という気持ちになり、意識も上がってくるはずです。どんな職種であっても楽しく働いている人は少ないです。しかし、お金を貰っているのであれば、自然と責任感が生まれて身体が動いてくれます。

忙しい介護リーダーほど、感謝を伝えるのを忘れてしまったり、忙しいことが当たり前だと思って感謝を伝えなかったりしてしまいます。また忙しいスタッフに対してお願いをすることを「悪いな」と思ってしまい、ついつい「すみません」や「ごめん」と言いがちですが、「ありがとう」や「助かった」に変換するだけで全く雰囲気が変わります。実はやってみると難しいですが、続けていけばモチベーションにも変化が出てくるはずです。

まとめ

以上、介護リーダーが実践できる職員のモチベーションを上げる5つの方法を紹介しました。いかがでしたでしょうか?

介護リーダーは、職員のモチベーションを保ち、働きやすい環境を整える役割を持っています。しかし、それは特別なスキルやカリスマ性を必要とすることではありません。日々のコミュニケーションの中で、相手の心を理解し、働きかけることができれば、モチベーションアップにつながります。

職員のモチベーションが高まれば、職場の雰囲気やサービスの質も向上し、介護リーダー自身のやりがいや楽しさも増していきます。ぜひ、この記事で紹介した方法を参考にして、職員のモチベーションを上げる介護リーダーになってください。

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