介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

このブログでは、介護ってこんな感じだよ、って率直にシェアしていくよ!介護って実は誰もが経験することだし、正直、時には大変だったり笑えることだってあるよね。ここでは介護の実情や悩み、そしてちょっとした助けになる情報をみんなで共有していくよ。助け合いながら介護の日々を乗り越えていこうぜ!

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介護職員初任者研修とは?資格のメリットや取得にかかる時間・費用をチェック

介護職員初任者研修とは、介護の基礎的な知識や技術を習得するための資格です。訪問介護事業所でホームヘルパーとして働く場合には、初任者研修の取得が必要になります。給料や就職など資格取得のメリット、取得までにかかる時間や受講料、試験の難易度や受講資格について、まとめてご紹介します。

初任者研修のメリットは?

初任者研修の資格取得について、5つのメリットをご紹介します。

  • 「資格なし」と比べて月収が約2万5000円アップ
  • 就職・転職先の選択肢が広がる(訪問介護)
  • 最短2週間で資格が取得できる
  • 「実務者研修」の科目が免除になり、今後のキャリアアップにつながる
  • 自治体による受講料の全額補助がある場合も

それぞれ詳しく見ていきましょう。

「資格なし」と比べて月収が約2万5000円アップ

2020年に厚労省が行った調査によると、初任者研修を取得した職員の月収は、無資格者の月収と比べて、約2万5000円高くなっています[^1^][1]。介護の基礎的な知識や技術を習得していることを証明する資格なので、採用する側にとっては依頼できる業務の幅も広がり、人材としての価値が高まるためだといえます。

就職・転職先の選択肢が広がる(訪問介護)

介護の仕事としては主に、身体介護と生活援助があります。

身体介護は食事・排泄・入浴・移動の介助や、通院・外出介助など、利用者の身体に直接触れる介護のことです。

生活援助は、食事の用意や洗濯、買い物など、利用者の身体に直接触れない援助のことをいいます。

介護施設などにおいては、無資格でも身体介護を行うことができますが、訪問介護事業所でホームヘルパーとして身体介護を行う場合には初任者研修以上の資格が必要です。訪問介護のホームヘルパーは、1人で利用者の居宅に訪問し、状況に合せて身体介護や生活援助を行う必要があるためです。

初任者研修の資格を持っていることで、訪問介護も就職・転職先として検討できるため、選択肢を広げることができます。

※2018年に新設された「生活援助従事者研修」の資格を取得すれば、訪問介護事業所でホームヘルパーの業務のうち、生活援助のみ行うことができます。身体介護はできません。身体介護と生活援助をセットで提供している事業所が多いため、「生活援助従事者研修」のみだと、資格保有者として活躍できる場がまだ少ないのが現状です。

最短2週間で資格が取得できる

初任者研修を取得するには、全130時間のカリキュラムを修了する必要がありますが、毎日長時間のカリキュラムを詰め込むと、最短2週間で資格を取得できるスクールもあります。休日も挟まず、毎日9時間以上のカリキュラムをこなすことは、あまり現実的ではないかもしれませんが、その気になれば、短期集中で取得できる資格であることも魅力のひとつです。

「実務者研修」の科目が免除になり、今後のキャリアアップにつながる

初任者研修の上位資格として、「介護福祉士実務者研修」があります。450時間のカリキュラム+医療的ケアの演習を修了する必要がある資格ですが、初任者研修を取得していると、450時間のうち130時間分が免除となり、320時間+医療的ケアの演習で資格を取得することができます。

介護現場での実務経験をもとに、国家資格である「介護福祉士」を目指す場合、受験資格として、実務者研修の資格を取得する必要があります。介護の仕事で着実にキャリアアップしていくに は、実務者研修の資格を取得する必要があります。介護の仕事で着実にキャリアアップしていくには、実務者研修は欠かせない資格といえます。

実務者研修の受講料はどれくらいかかる?

実務者研修の受講料は、保有する資格や受講する機関によって異なりますが、一般的には10万円~25万円程度が目安です。ただし、自治体や事業所によっては、受講料の一部や全額を補助してくれる場合もありますので、事前に確認しておきましょう。

また、介護職員として働きながら実務者研修を受講する場合は、教育訓練給付制度を利用することができます。この制度は、雇用保険に加入している方が、資格取得のための研修を受ける際に、受講料の一部や受講中の生活費などを支給してくれるものです。

教育訓練給付制度の詳細は、厚生労働省のホームページや、最寄りのハローワークで確認できます。

実務者研修の受講方法は?

実務者研修の受講方法は、主に以下の3つがあります。

  • 通学型:教室に通って、講師から直接指導を受ける方法です。実技演習やグループワークなど、実践的な学習ができますが、通学時間やスケジュールの調整が必要です。
  • 通信型:自宅でテキストやDVDなどを使って、自分のペースで学習する方法です。時間や場所にとらわれずに学習できますが、自己管理やモチベーションの維持が必要です。
  • 通学+通信型:通信で基礎知識を学び、通学で実技演習やグループワークを行う方法です。通学型と通信型のメリットを併せ持ちますが、受講料が高めになる場合があります。

自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて、最適な受講方法を選びましょう。

実務者研修の受講期間はどれくらい?

実務者研修の受講期間は、保有する資格や受講方法によって異なりますが、一般的には6か月~1年程度が目安です。ただし、無資格から実務者研修を受講する場合は、最短で2か月で修了できるスクールもあります。

実務者研修の受講期間は、自分の目標や予算、スケジュールなどに合わせて決めることができます。ただし、受講期間が短いほど、学習の負担が大きくなることも覚えておきましょう。

実務者研修の受講スクールの選び方は?

実務者研修の受講スクールは、全国に数多くありますが、以下のようなポイントを参考にして、自分に合ったスクールを選びましょう。

  • 受講料:受講料はスクールによって大きく異なります。受講料だけでなく、教材費や交通費なども含めて、予算内に収まるかどうか確認しましょう。
  • 受講方法:通学型、通信型、通学+通信型のいずれかを選べるスクールが多いです。自分のライフスタイルや学習スタイルに合わせて、受講方法を選びましょう。
  • 受講期間:受講期間はスクールによって異なります。自分の目標やスケジュールに合わせて、受講期間を選びましょう。
  • カリキュラム:カリキュラムはスクールによって異なります。実技演習やグループワークなど、実践的な学習ができるかどうか確認しましょう。
  • 講師:講師はスクールによって異なります。介護の現場での経験や知識が豊富な講師がいるかどうか確認しましょう。
  • サポート:サポートはスクールによって異なります。質問や相談ができる窓口や、学習の進捗管理やアドバイスが受けられるサービスがあるかどうか確認しましょう。

実務者研修の受講スクールは、インターネットや雑誌などで検索できます。また、厚生労働省のホームページにも、実務者研修の実施機関の一覧が掲載されていますので、参考にしてみてください。

まとめ

実務者研修は、介護の基礎的な知識や技術を習得するための資格です。訪問介護事業所でホームヘルパーとして働く場合には、初任者研修の取得が必要になります。給料や就職など資格取得のメリット、取得までにかかる時間や受講料、 さらに、実務者研修の内容や難易度、受講資格や試験の有無なども知っておくと良いでしょう。実務者研修は、介護福祉士試験の受験資格となる資格でもありますので、介護福祉士を目指す方にもおすすめです。実務者研修を取得することで、介護の専門性やスキルを高め、より質の高いサービスを提供できるようになります。