介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

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介護職員初任者研修とは?資格のメリットや取得方法を解説

介護職員初任者研修とは、介護の基礎的な知識や技術を習得するための資格です。訪問介護事業所でホームヘルパーとして働く場合には、この資格が必要になります。また、介護福祉士や実務者研修などの上位資格を目指すためのステップとしても有効です。

この記事では、介護職員初任者研修の資格のメリットや取得にかかる時間や費用、受講資格や試験の難易度などを詳しく紹介します。介護の仕事に興味がある方や資格取得を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

介護職員初任者研修の資格のメリット

介護職員初任者研修の資格を取得すると、以下のようなメリットがあります。

  • 月収が約2万5000円アップする可能性がある
  • 訪問介護のホームヘルパーとして働けるようになる
  • 最短2週間で資格が取得できる
  • 実務者研修の科目が免除になり、介護福祉士の受験資格が得られる
  • 自治体によっては受講料の全額補助が受けられる

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

月収が約2万5000円アップする可能性がある

厚生労働省の調査によると、初任者研修を取得した職員の月収は、無資格者の月収と比べて、約2万5000円高くなっています[^1^][1]。これは、介護の基礎的な知識や技術を習得していることを証明する資格なので、採用する側にとっては依頼できる業務の幅も広がり、人材としての価値が高まるためだといえます。

訪問介護のホームヘルパーとして働けるようになる

介護の仕事としては主に、身体介護と生活援助があります。身体介護は食事・排泄・入浴・移動の介助や、通院・外出介助など、利用者の身体に直接触れる介護のことです。生活援助は、食事の用意や洗濯、買い物など、利用者の身体に直接触れない援助のことをいいます。

介護施設などにおいては、無資格でも身体介護を行うことができますが、訪問介護事業所でホームヘルパーとして身体介護を行う場合には初任者研修以上の資格が必要です。訪問介護のホームヘルパーは、1人で利用者の居宅に訪問し、状況に合せて身体介護や生活援助を行う必要があるためです。初任者研修の資格を持っていることで、訪問介護も就職・転職先として検討できるため、選択肢を広げることができます。

最短2週間で資格が取得できる

初任者研修を取得するには、全130時間のカリキュラムを修了する必要がありますが、毎日長時間のカリキュラムを詰め込むと、最短2週間で資格を取得できるスクールもあります。休日も挟まず、毎日9時間以上のカリキュラムをこなすことは、あまり現実的ではないかもしれませんが、その気になれば、短期集中で取得できる資格であることも魅力のひとつです。

実務者研修の科目が免除になり、介護福祉士の受験資格が得られる

初任者研修の上位資格として、「介護福祉士実務者研修」があります。450時間のカリキュラム+医療的ケアの演習を修了する必要がある資格ですが、初任者研修を取得していると、450時間のうち130時間分が免除となり、320時間+医療的ケアの演習で資格を取得することができます。

介護現場での実務経験をもとに、国家資格である「介護福祉士」を目指す場合、受験資格として、実務者研修の資格を取得する必要があります。介護の仕事で着実にキャリアアップしていくには必須の資格です。介護福祉士試験の受験資格を得るには、実務者研修の修了のほかに、3年以上の実務経験が必要です。

自治体による受講料の全額補助がある場合も

各自治体が、介護人材の確保を目的に、初任者研修の受講料を全額補助する事業を行っている場合があります。初任者研修を修了し、その自治体内の介護事業所に一定期間従事した人に対して、受講料を補助するというものが一般的です。人数の上限がある場合がほとんどで、対象者の条件も自治体によって異なります。

お住まいの自治体のホームページや窓口で、介護職員初任者研修の受講料補助の有無や条件を確認しましょう。自治体によっては、受講料の全額を補助する場合もあります。ただし、補助を受けるためには、その自治体内の介護事業所に一定期間勤務することが求められる場合がほとんどです。また、人数の上限が設けられている場合もありますので、早めに申し込みをすることが大切です。

介護職員初任者研修の資格の取得方法

介護職員初任者研修の資格を取得するには、以下の手順を踏む必要があります。

  1. 受講資格を満たしていることを確認する
  2. 受講するスクールや講座を選ぶ
  3. 受講申し込みをする
  4. 全130時間のカリキュラムを修了する
  5. 筆記試験と実技試験に合格する

それぞれの手順について、詳しく見ていきましょう。

受講資格を満たしていることを確認する

介護職員初任者研修を受講するには、以下のいずれかの受講資格を満たしている必要があります。

  • 高等学校卒業程度の学力があると認められる方
  • 介護福祉士国家試験の受験資格を有する方
  • 介護福祉士養成施設の卒業見込みの方
  • 介護職員実務者研修の受講資格を有する方
  • 介護職員実務者研修の修了見込みの方

受講資格を満たしているかどうかは、受講するスクールに問い合わせることで確認できます。

受講するスクールや講座を選ぶ

介護職員初任者研修は、社会福祉法人や介護事業所、専門学校などが実施しています。受講するスクールや講座を選ぶ際には、以下のような点に注意してください。

  • 厚生労働大臣の指定を受けたスクールであること
  • 受講料や教材費、交通費などの費用がいくらかかるか
  • 受講期間や受講時間、受講形態(通学・通信・オンラインなど)が自分の都合に合っているか
  • 受講後の就職や転職のサポートがあるか
  • 助成金や補助金、給付金の利用が可能か
  • 受講生の評判や口コミが良いか

複数のスクールや講座を比較検討し、自分に最適なものを選びましょう。

受講申し込みをする

受講するスクールや講座を決めたら、受講申し込みをします。申し込み方法は、スクールによって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。

  • 電話で申し込む
  • インターネットで申し込む
  • 申込書を郵送する
  • スクールに直接持参する

申し込み時には、受講料や教材費などの支払い方法や期限、キャンセルポリシーなどを確認しておきましょう。

全130時間のカリキュラムを修了する

受講申し込みが完了したら、いよいよ研修が始まります。介護職員初任者研修のカリキュラムは、全130時間で構成されています。その内訳は以下の通りです。

カテゴリー 内容 時間数
基礎研修 介護の基本的な考え方や知識、法律などを学ぶ 30時間
実務研修 介護の技術や方法、コミュニケーションなどを学ぶ 100時間

基礎研修は、通学・通信・オンラインのいずれかの形態で受講できますが、実務研修は通学のみとなります。実務研修では、実際に介護の技術を習得するために、模擬実習や現場実習が行われます。模擬実習は、スクール内で他の受講生や講師とロールプレイを行うもので、現場実習は、介護施設や訪問介護事業所などで実際の利用者に対して介護を行うものです。現場実習は、最低でも40時間以上行わなければなりません。

筆記試験と実技試験に合格する

全130時間のカリキュラムを修了したら、最後に筆記試験と実技試験に挑戦します。筆記試験は、基礎研修と実務研修の内容に関する問題が出題されます。実技試験は、実務研修で習得した介護の技術を実際に披露するものです。筆記試験と実技試験は、同じ日に行われることが多いです。筆記試験と

筆記試験と実技試験は、同じ日に行われることが多いです。筆記試験と実技試験の合格基準は、スクールによって異なりますが、一般的には以下のようなものです。

  • 筆記試験:出題数40問、正解数28問以上
  • 実技試験:出題数4問、正解数3問以上

筆記試験と実技試験に合格すると、介護職員初任者研修の修了証書が発行されます。修了証書は、介護の仕事を探す際に必要な資格証明書となります。修了証書は、大切に保管しておきましょう。

まとめ

介護職員初任者研修とは、介護の基礎的な知識や技術を習得するための資格です。訪問介護事業所でホームヘルパーとして働く場合には、この資格が必要になります。また、介護福祉士や実務者研修などの上位資格を目指すためのステップとしても有効です。

介護職員初任者研修の資格を取得するには、全130時間のカリキュラムを修了し、筆記試験と実技試験に合格する必要があります。受講するスクールや講座を選ぶ際には、受講料や受講期間、受講形態などを比較検討し、自分に最適なものを選びましょう。自治体によっては、受講料の全額補助が受けられる場合もあります。

介護職員初任者研修の資格を取得すると、月収が約2万5000円アップする可能性があるほか、訪問介護のホームヘルパーとして働けるようになります。また、実務者研修の科目が免除になり、介護福祉士の受験資格が得られます。介護の仕事に興味がある方や資格取得を考えている方は、ぜひ挑戦してみてください。