介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

このブログでは、介護ってこんな感じだよ、って率直にシェアしていくよ!介護って実は誰もが経験することだし、正直、時には大変だったり笑えることだってあるよね。ここでは介護の実情や悩み、そしてちょっとした助けになる情報をみんなで共有していくよ。助け合いながら介護の日々を乗り越えていこうぜ!

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介護に関する入門的研修とは?期間、受講資格について詳しく解説

介護に関する入門的研修とは、介護未経験者や介護業界での勤務を考えている方に向けた基礎知識を学ぶ研修です。研修内容は基礎講座と入門講座で、1.5時間の基礎講座と10時間の入門講座で構成され、受講資格はありません。この記事では、介護に関する入門的研修の研修内容や受講期間、受講資格などを詳しく紹介します。一読いただき、今後のキャリア形成へお役立ていただけると幸いです。

新設された入門的研修とは?

新設背景と概要

今後も高齢化が進み、介護が必要となる高齢者が増加していく中、介護業務を担う介護職員の数がこのまま推移すると、2025年には介護職員は約38万人不足するというニュースがありました。介護職員の確保は、この国が抱える社会保障制度の大きな問題の一つです。

この研修制度の創設は、厚生労働省を中心に介護の人材確保に向けた様々な政策を検討したうえで実施した、社会保障制度を維持するために重要な施策の一つです。より多くの方へ介護を知ってもらう機会とするとともに、介護業界で働く際の不安を払拭できるようし、介護未経験者の就業を促進することを目的としています。

入門的研修の具体的な内容

研修内容

入門的研修では介護に関する基礎的な知識を学びます。修了テストや実習はありません。基本的には講義が中心となりますが、基礎講座のうち介護の基本と入門講座の基本的な介護の方法に関しては演習が行われます。具体的な研修内容については下記の通りです。

研修科目 研修時間数 研修内容
基礎講座 介護に関する基礎知識 1.5時間 介護サービスの種類や利用の流れ、介護保険制度の概要などを学びます。
  介護の基本 1.5時間 介護における安全な体の動かし方や認知症予防で活用できる体操などを学びます。
入門講座 基本的な介護の方法 10時間 介護職としての役割や専門性、基本的な生活援助技術、老化の理解などを学びます。
  認知症の理解 4時間 認知症の種類、原因、特徴など認知症の基礎知識を学びます。
  障害の理解 2時間 障害の特性や特徴など障害福祉についての理解と、障害福祉制度の概要について学びます。
  介護における安全確保 2時間 介護の現場で起こりうる事故や感染症と合わせて、事故の対応や安全対策、感染症対策等を学びます。
合計時間数 21時間  

入門的研修を取得したら何ができるの?

介護の現場における多くの業務は、無資格でも行うことができます。入門的研修は、介護についての知識を得ることで業務について理解することができ、介護未経験者が介護業界へ就職する際の不安という障壁を下げることを目的としています。

日本の介護知識や技術は日々進歩しています。急速に進む高齢化に合わせて、研究や技術開発なども発展しており、様々なノウハウが蓄積されています。サービスの質をより高く、どのような高齢者にも対応できるよう情報を集め、分析し、整理されたものが、今日における介護の知識と技術に活かされています。そのため、入門的研修を受講することで業務に役立てられる知識を習得できるでしょう。

入門的研修を取得後のキャリアアップについて

現在、介護職員のキャリアアップの道筋は以下のようになります。わかりやすいキャリアアップのための資格制度により、介護職員は生涯働き続ける展望をもって、資格取得に取り組めるようになっています。2018年4月1日からは、生活援助従事者研修と入門的研修が加わり、より多くの方が介護の世界に入りやすくなりました。

資格名 受講資格 研修時間数 研修内容
生活援助従事者研修 無資格者 30時間 介護の基本的な知識や技術を学びます。
入門的研修 無資格者 21時間 介護に関する基礎知識や技術を学びます。
初任者研修 無資格者 130時間 介護の基本的な知識や技術を学びます。修了後は介護職員初任者研修修了者として認定されます。
実務者研修 介護職員初任者研修修了者 180時間 介護の専門的な知識や技術を学びます。修了後は介護福祉士の国家試験の受験資格を得ます。
介護福祉士 実務者研修修了者 - 介護の最高の資格です。国家試験に合格すると介護福祉士として登録されます。

入門的研修の受講方法

入門的研修は、厚生労働省が認定した研修機関で受講することができます。研修機関は、各都道府県の社会福祉協議会や介護支援専門員協会などが運営しています。研修の受講料は、研修機関によって異なりますが、一般的には2万円から3万円程度です。研修の受講期間は、研修機関によって異なりますが、一般的には2週間から1ヶ月程度です。

入門的研修を受講するには、以下の手順を踏みます。

  1. 研修機関を選ぶ。自分の住んでいる地域や都合の良い日程、受講料などを考慮して、研修機関を選びます。研修機関の一覧は、厚生労働省のホームページや各都道府県の社会福祉協議会のホームページなどで確認できます。
  2. 研修機関に申し込む。研修機関に電話やメールなどで申し込みます。申し込み時には、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報や、希望する研修日程などを伝えます。
  3. 研修機関から受講票を受け取る。研修機関から受講票が送られてきます。受講票には、研修の日程、時間、場所、持ち物などが記載されています。受講票は、研修の当日に必ず持っていく必要があります。
  4. 研修に参加する。研修の当日は、受講票と筆記用具などを持って、研修機関に向かいます。研修は、基礎講座と入門講座で構成され、講義と演習が行われます。研修の最後には、修了証が発行されます。

まとめ

この記事では、介護に関する入門的研修について紹介しました。入門的研修は、介護未経験者や介護業界での勤務を考えている方に向けた基礎知識を学ぶ研修です。研修内容は基礎講座と入門講座で、1.5時間の基礎講座と10時間の入門講座で構成され、受講資格はありません。研修を受講することで、介護の現場における多くの業務について理解することができ、介護未経験者が介護業界へ就職する際の不安という障壁を下げることができます。また、入門的研修は、介護職員のキャリアアップのための資格制度の一つでもあります。入門的研修を修了した後は、初任者研修や実務者研修などの上位の資格を取得することができます。介護に興味のある方は、ぜひ入門的研修を受講してみてください。