介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

このブログでは、介護ってこんな感じだよ、って率直にシェアしていくよ!介護って実は誰もが経験することだし、正直、時には大変だったり笑えることだってあるよね。ここでは介護の実情や悩み、そしてちょっとした助けになる情報をみんなで共有していくよ。助け合いながら介護の日々を乗り越えていこうぜ!

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沈黙の艦隊とは?

『沈黙の艦隊』は、かわぐちかいじによる日本の漫画作品で、日本初の原子力潜水艦「やまと」が反乱を起こし、世界の大国と対峙する物語です。1988年から1996年まで『モーニング』に連載され、1990年に第14回講談社漫画賞を受賞しました。アニメやラジオドラマにもなり、2023年にはAmazonスタジオによって実写映画化されました。潜水艦戦を描いた戦記物に、核戦争や国際政治などの問題提起を絡ませ、各方面から注目を集めた作品です。

あらすじ

作品の舞台は1980年代末から1990年代初頭の架空の世界です。日本の近海で海難事故が発生し、海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」がソ連の原子力潜水艦と衝突し沈没したと報道されます。しかし、実は「やまなみ」の艦長・海江田四郎二等海佐以下の乗員は、日米共謀により極秘に建造された日本初の原子力潜水艦「シーバット」の乗員に選ばれており、事故は彼らを日本初の原潜に乗務させるための偽装工作だったのです。 「シーバット」はアメリカ海軍第7艦隊所属となり、海江田の指揮のもと高知県足摺岬沖での試験航海に臨みます。しかしその途中、海江田は突如艦内で全乗員と共に反乱を起こし、音響魚雷で米海軍の監視から姿をくらまし逃亡します。以降、海江田を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」を名乗ります。さらに出港時、「シーバット」改め「やまと」は核弾頭を積載した可能性が高いことが発覚します。 アメリカ合衆国大統領のニコラス・J・ベネットは、卓越した政治手腕を振るい、海江田を危険な核テロリストと断定して抹殺を図ろうとします。一方、海江田は天才的な操艦術と原潜の優れた性能、核兵器というカードを武器に、アメリカやロシアなどの海軍を撃破していきます。世界中から糾弾される日本は、総理大臣・竹上登志雄の方針のもと、日本国内閣官房長官・海原渉と日本国外務次官・天津航一郎による懸命な「やまととの対話」が試みられます。 やがて、ニューヨークに到着したやまとは海上を航行しながら入港を果たし、やまとは海江田の同期である海上自衛隊潜水艦「たつなみ」艦長・深町洋の二等海佐に託されます。国際連合に出席した海江田は、自らの思想を喧伝し実現すべく、先進国を始めとした世界各国に対峙し語りかけていきます。これまでのやまとの連戦の勝利を根拠とした「政軍分離」「やまと保険」「沈黙の艦隊計画」、更にはその先にある「世界政府の設立」が海江田によって語られます。そして、やまと内部に「核兵器」など存在しないことが判明し、核兵器がなくても「核の脅威」というカードさえあれば、沈黙の艦隊は成立することを説いていきます。世界中が海江田の言葉に耳を傾ける中、海江田は国連総会での演説中に狙撃されます。海江田は脳死状態に陥りますが、その心音は世界に発信されたところで物語は終わります。

登場人物

海江田四郎

本作の主人公。海上自衛隊のディーゼル潜水艦「やまなみ」艦長。初登場時の階級は二等海佐だが、「やまなみ」沈没事故の偽装工作により殉職とされ二階級特進、海上自衛隊での最終的な階級は海将補となる。日本初の原子力潜水艦「シーバット」の艦長となり、反乱を起こして「やまと」を名乗る。天才的な操艦術と政治的な思想を持ち、世界の大国と対峙する。実写映画版では大沢たかおが演じる。

深町洋

海江田の同期で親友。海上自衛隊のディーゼル潜水艦「たつなみ」艦長。海江田の死を疑い、彼の行動に理解を示す。やまとの最後の艦長となり、海江田の遺志を継ぐ。実写映画版では松坂桃李が演じる。

海原渉

日本国内閣官房長官。海江田の父親の旧友で、海江田の反乱に対して対話を求める。やまととの交渉にあたり、日本の立場を守る。実写映画版では佐藤浩市が演じる。

天津航一郎

日本国外務次官。海原の部下で、やまととの交渉に協力する。海江田の思想に共感する一方、日本の国益を損なわないように努める。実写映画版では松田龍平が演じる。

ニコラス・J・ベネット

アメリカ合衆国大統領。海江田を危険な核テロリストとみなし、やまとの抹殺を図る。強硬な姿勢で世界を牽引するが、海江田の思想にも興味を示す。実写映画版ではジョン・トラボルタが演じる。

ジョン・ハワード

アメリカ海軍第7艦隊司令官。やまとの追跡と攻撃を指揮する。海江田の操艦術に敬意を払い、彼との一騎討ちを望む。実写映画版ではジェイソン・ステイサムが演じる。

結論

『沈黙の艦隊』は、潜水艦戦を描いた戦記物としてだけでなく、核戦争や国際政治などの現実的な問題にも切り込んだ作品です。海江田の思想は、現代の世界にも通じるものがあり、読者に考えさせられるでしょう。登場人物たちの人間性や感情も描かれており、感動や興奮を味わえます。実写映画版では、豪華なキャストや迫力の映像で、原作の世界観を再現しています。潜水艦戦に興味のある方はもちろん、政治や思想に関心のある方にもおすすめの作品です。