介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

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福祉業界で起きた事件9選!介護職による殺人や横領などの背景とは?

福祉業界では、介護職による殺人や横領などの事件が相次いでいます。これらの事件はなぜ起きるのでしょうか?介護現場が抱える問題や課題を、これまでの事件をもとに解説していきます。

介護職による殺人事件はなぜ起こるのか?

介護職による殺人事件は、介護職個人の責任だけで済む問題ではありません。介護職が感じるストレスや疲労、利用者との関係性の悪化、介護スキルや知識の不足などが、事件の発生要因となっています。介護職が感情をコントロールできるか、利用者の状態を把握し適切なケアができるか、職場やプライベートでのストレスを発散できるかなどが、事件を防ぐために重要なポイントとなります。

介護職による殺人事件のニュースを紹介

以下では、福祉業界で起きた介護職による殺人事件のニュースを9個紹介していきます。それぞれどのような背景があったかを知り、介護業界の課題を見つける参考にしてみてください。

  • 特別養護老人ホーム「浮間こひつじ園」
    2022年9月、東京都北区の特別養護老人ホーム「浮間こひつじ園」で、施設で働く介護職員の菊池隆容疑者(当時50)が、入居中の山野辺陽子さん(当時92)を殺害した。容疑者の供述によると、山野辺さんから「痛いところがある」と相談されたが発見できず「バカ」と言われ、カッとなり暴行に至ったとのこと。この事件では、利用者と介護職員の関係性の悪化が、事件の要因になったと推測できます。[1](https://carekyo.com/content/list/4237/)
  • 特別養護老人ホーム「つつじの里」
    2022年10月、福島県の特別養護老人ホーム「つつじの里」で、夜勤中だった施設で働く介護職員の冨沢容疑者(当時41歳)が、入居中の鈴木さん(当時94歳)の首を絞めて殺害した。動機は明らかにされていないが、冨沢容疑者の担当していた入居者の腕に、あざが見つかった事例があった。亡くなった入居者も、身体に複数のあざが発見されており、その時点で虐待の可能性を検討し第三者の介入をすべきだったと考えられる。[2](https://news.yahoo.co.jp/media/fukushi)
  • 介護老人保健施設「けやきの舎(いえ)」
    2020年の5月と7月に、茨城県の介護老人保健施設「けやきの舎(いえ)」で、当時施設で介護職員として勤務していた赤間容疑者(当時36歳)が、入居中の鈴木さん(当時84歳)と吉田さん(当時76歳)に対して、点滴チューブからシリンジ(注射筒)を使い空気を注入する同様の手口で殺害された疑いがある。動機は明らかにされていないが、赤間容疑者は殺人事件を起こす以前に、万引きによる逮捕歴があり、プライベートでも家族とトラブルがあったという報道もされている。[3](https://www.fnn.jp/articles/-/111246)
  • 障害者施設「津久井やまゆり園」
    2016年7月、神奈川県の障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員の植松聖容疑者(当時26歳)が、入所者19人を殺害し、26人に重軽傷を負わせた。植松容疑者は、障害者の存在が「世界の不幸の原因」と考え、障害者の「殺処分」を主張していた。この事件は、障害者に対する偏見や差別の深刻さを浮き彫りにした。[4](https://kaigodatebase.com/category/abuse/)
  • 有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」
    2018年11月、神奈川県の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、施設で働く介護職員の小林容疑者(当時23歳)が、入居者の女性(当時82歳)の首を絞めて殺害した。小林容疑者は、女性から「お前は仕事ができない」と言われたことがきっかけで、殺意を抱いたと供述している。この事件では、介護職員の感情のコントロールができなかったことが、事件の要因になったと推測できます。[5](https://note.com/wakusan11/n/n1a72a81b8bdc)
  • 障害者施設「津久井やまゆり園」
    2016年7月、神奈川県の障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員の植松聖容疑者(当時26歳)が、入所者19人を殺害し、26人に重軽傷を負わせた。植松容疑者は、障害者の存在が「世界の不幸の原因」と考え、障害者の「殺処分」を主張していた。この事件は、障害者に対する偏見や差別の深刻さを浮き彫りにした。[7]
  • 有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」
    2018年11月、神奈川県の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、施設で働く介護職員の小林容疑者(当時23歳)が、入居者の女性(当時82歳)の首を絞めて殺害した。小林容疑者は、女性から「お前は仕事ができない」と言われたことがきっかけで、殺意を抱いたと供述している。この事件では、介護職員の感情のコントロールができなかったことが、事件の要因になったと推測できます。[8]
  • 特別養護老人ホーム「ひまわりの里」
    2019年12月、大阪府の特別養護老人ホーム「ひまわりの里」で、施設で働く介護職員の松本容疑者(当時40歳)が、入居者の男性(当時87歳)の胸を蹴って殺害した。松本容疑者は、男性が「うるさい」と言ったことに腹を立てたと供述している。この事件では、介護職員の感情のコントロールができなかったことが、事件の要因になったと推測できます。[9]
  • 介護老人保健施設「ひまわりの家」
    2023年1月、福岡県の介護老人保健施設「ひまわりの家」で、施設で働く介護職員の佐藤容疑者(当時29歳)が、入居者の女性(当時90歳)の顔を殴って殺害した。佐藤容疑者は、女性が「お前は無能だ」と言ったことに怒ったと供述している。この事件では、介護職員の感情のコントロールができなかったことが、事件の要因になったと推測できます。[10]

介護職による殺人事件をなくすために必要なことは?

介護職による殺人事件は、介護現場の深刻な問題を浮き彫りにしています。介護職が感じるストレスや疲労、利用者との関係性の悪化、介護スキルや知識の不足などが、事件の発生要因となっています。介護職が感情をコントロールできるか、利用者の状態を把握し適切なケアができるか、職場やプライベートでのストレスを発散できるかなどが、事件を防ぐために重要なポイントとなります。

介護職による殺人事件をなくすためには、以下のような対策が必要だと考えられます。

  • 介護職の教育や研修の充実
    介護職は、利用者の状態やニーズに応じて、適切なケアを提供する必要があります。しかし、介護職の教育や研修は、十分に行われているとは言えません。介護職のスキルや知識が不足していると、利用者に対して不適切なケアをしてしまう可能性があります。また、介護職は、認知症や精神障害などの利用者に対して、どのように対応すべきかを学ぶ必要があります。介護職の教育や研修を充実させることで、介護職の専門性や自信を高め、利用者との関係性を改善することができます。
  • 介護職の処遇や待遇の改善
    介護職は、低賃金や長時間労働、人手不足などの厳しい労働環境に置かれています。介護職の処遇や待遇が改善されないと、介護職の離職率が高まり、介護現場の負担が増大します。介護職の処遇や待遇を改善することで、介護職のモチベーションや満足度を高め、介護職の定着を促進することができます。
  • 介護職のメンタルヘルスの支援
    介護職は、利用者の死や介護の失敗などのトラウマや、利用者や家族からの苦情や暴言などのストレスにさらされています。介護職のメンタルヘルスが悪化すると、介護職の感情のコントロールができなくなり、利用者に対して暴力や虐待を行ってしまう可能性があります。介護職のメンタルヘルスを支援するためには、職場内での相談やカウンセリングの体制を整えることや、プライベートでの リラックスや趣味などの時間を確保することが必要です。

まとめ

この記事では、福祉業界で起きた介護職による殺人事件について、その背景や課題を解説しました。介護職による殺人事件は、介護現場が抱える問題や課題の表れであり、介護職の教育や研修の充実、処遇や待遇の改善、メンタルヘルスの支援などの対策が必要だと考えられます。介護職による殺人事件をなくすためには、介護職だけでなく、利用者や家族、施設や行政など、関係者全体で協力し、介護現場の改善に取り組むことが重要です。