介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

このブログでは、介護ってこんな感じだよ、って率直にシェアしていくよ!介護って実は誰もが経験することだし、正直、時には大変だったり笑えることだってあるよね。ここでは介護の実情や悩み、そしてちょっとした助けになる情報をみんなで共有していくよ。助け合いながら介護の日々を乗り越えていこうぜ!

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介護の歴史と教育について知ろう

介護という言葉はどのように生まれたのでしょうか?介護の仕事はどのように変化してきたのでしょうか?介護の歴史と教育について、時代ごとに見ていきましょう。

介護の歴史

介護の歴史は、大きく分けて以下の3つの時代に分けることができます。

  • 戦前から戦後まもなく:介護は家族や民間の慈善事業として行われる
  • 1960年代から1990年代:介護は国の福祉政策として整備される
  • 2000年代から現在:介護は専門職としての質と多様性が求められる

戦前から戦後まもなく:介護は家族や民間の慈善事業として行われる

明治時代から大正時代にかけて、養老院と呼ばれる施設が誕生しました。これは、家族や親族による介護が難しい生活困窮者を収容するための施設でした。当時は、介護は家族の責任とされており、施設や国で行うものではありませんでした。そのため、養老院は民間の慈善事業として運営されていました。

第二次世界大戦が終わると、日本の経済は困窮し、高齢者や障害者の増加に対応できなくなりました。そこで、戦争で男性家族を亡くした女性が家計を支えるための働き口として、家庭養護婦派遣制度が始まりました。これは、高齢者や障害者の家庭に派遣されて、家事や身の回りの世話をする制度でした。この制度が、後の訪問介護の先駆けとなりました。

この時代の介護は、家族や民間の慈善事業として行われるものであり、専門的な教育や訓練は必要とされていませんでした。介護は、家事や看護の延長線上にある非専門的な援助として捉えられていました。

1960年代から1990年代:介護は国の福祉政策として整備される

1960年代から1970年代にかけて、日本の経済は高度成長を遂げ、高齢化社会へと移行しました。この時代には、国が福祉政策に力を入れ始め、老人福祉法や老人保健法などの法律が制定されました。これにより、高齢者の医療費が無償化されたり、老人ホームやデイサービスなどの施設やサービスが整備されたりしました。

この時代の介護は、国の福祉政策として行われるものになりました。介護は、社会的立場が弱い人を助ける慈善的なものから、高齢者の生活を支える総合的なものに変化しました。また、介護の仕事にも専門性が求められるようになり、1987年には社会福祉士及び介護福祉士法が制定され、介護福祉士という国家資格が誕生しました。

この時代の介護は、国の福祉政策として整備されるものであり、専門的な教育や訓練が必要とされるようになりました。介護は、非専門的な援助から専門的な援助へと変化しました。

2000年代から現在:介護は専門職としての質と多様性が求められる

2000年代に入ると、日本は超高齢社会に突入しました。この時代には、介護保険制度が始まり、高齢者が自分の選択で介護サービスを利用できるようになりました。これにより、介護サービスの種類や量が増え、介護のニーズや要望も多様化しました。

この時代の介護は、高齢者の選択と自立を支えるものになりました。介護は、総合的な援助から個別的な援助へと変化しました。また、介護の仕事にも質と多様性が求められるようになり、介護福祉士の役割やスキルも拡大しました。医療的ケアや認知症ケアなど、専門的な知識や技術が必要な領域にも介護福祉士が関わるようになりました。

この時代の介護は、高齢者の選択と自立を支えるものであり、質と多様性が求められるものになりました。介護は、個別的な援助として専門性を高めるとともに、他の専門職と連携することも重要になりました。

介護の教育

介護の歴史とともに、介護の教育も変化してきました。介護の教育には、以下の2つの種類があります。

  • 介護福祉士の養成教育:介護福祉士の国家試験に合格するための教育
  • 介護福祉士の継続教育:介護福祉士としての資質や能力を維持・向上させるための教育

介護福祉士の養成教育

介護福祉士の養成教育は、介護福祉士の国家試験に合格するために必要な教育です。介護福祉士の養成教育には、以下の2つのコースがあります。

介護福祉士養成施設での学習

  • 介護福祉士養成施設とは、介護福祉士の国家試験に合格するために必要な教育を行う施設です。
  • 介護福祉士養成施設には、4年制大学や短期大学、専門学校、1年課程の専攻科などがあります。
  • 介護福祉士養成施設では、介護の基礎知識や技術、法律や倫理、コミュニケーションなどを学びます。
  • 介護福祉士養成施設の卒業後は、介護福祉士の国家試験を受けることができます。

実務者研修での学習

  • 実務者研修とは、介護の実務経験が3年以上ある者が、介護福祉士の国家試験に合格するために必要な教育を行う研修です。
  • 実務者研修では、介護福祉士養成施設で学ぶ内容に加えて、医療的ケアや認知症ケアなどの専門的な知識や技術を学びます。
  • 実務者研修は、600時間以上(6か月以上)のカリキュラムで構成されています。
  • 実務者研修の修了後は、介護福祉士の国家試験を受けることができます。

まとめ

この記事では、介護の歴史と教育について、時代ごとに見てきました。介護は、家族や民間の慈善事業として行われるものから、国の福祉政策として整備されるもの、そして高齢者の選択と自立を支えるものに変化してきました。介護の教育も、介護福祉士の養成教育と継続教育という2つの種類があり、専門性や多様性を高めるために必要なものです。介護の歴史と教育について知ることで、介護の仕事や社会に対する理解が深まると思います。