介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

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車椅子の介助をする際の注意点と車椅子の操作方法を紹介

 

車椅子は、歩行や姿勢の維持が難しい方にとって、移動のための重要な道具です。しかし、車椅子を使うだけではなく、適切な介助を受けることで、安全性や快適性が高まります。車椅子の介助をする際には、どのような点に注意すべきでしょうか?また、車椅子の操作方法は、どのように覚えるといいでしょうか?この記事では、車椅子の介助をする際の注意点と車椅子の操作方法を紹介します。

車椅子の介助をする際の注意点

車椅子の介助をする際には、以下のような点に注意しましょう。

  • 使用前に車椅子の点検をする
  • 姿勢を正しく保つ
  • 手足を車椅子に巻き込まないようにする
  • お尻の床ずれに注意する
  • 声掛けを忘れない
  • 人混みでは周囲にも気を配る

使用前に車椅子の点検をする

車椅子を使用する前には、必ず車椅子の点検をしましょう。車椅子に問題があると、転倒や落下などの事故につながる可能性があります。特に、ブレーキの状態やタイヤの空気圧、破損している部位がないかなどを確認してください。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

姿勢を正しく保つ

車椅子に座るときは、姿勢を正しく保つことが大切です。姿勢が悪いと、体のバランスが崩れたり、呼吸や消化などの機能に影響したりします。正しい姿勢とは、腰・膝・足関節が90度になるように調整することです。また、車椅子に深く腰かけて、フットサポートに足を乗せることも忘れずにしましょう。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

手足を車椅子に巻き込まないようにする

車椅子を操作するときは、手足を車椅子に巻き込まないように注意しましょう。特に、上半身の安定性に欠ける方や足をフットサポートに乗せておくのが難しい方は、手がタイヤに巻き込まれたり、足が地面とタイヤの間に挟まったりする危険があります。車椅子を押している間は、前方や後方に注意するとともに、車椅子使用者の手や足の位置にも気を配る必要があります。どうしても安定しないようなら、手足をサポートする福祉用具を利用するのもひとつの方法です。

お尻の床ずれに注意する

車椅子に長時間座っていると、体の同じ部位に圧力がかかり続けるため、皮膚組織が壊死する床ずれ(褥瘡)ができる可能性があります。床ずれは、痛みや感染などのトラブルを引き起こすだけでなく、治癒にも時間がかかります。床ずれを予防するためには、車椅子に合ったクッションを使ったり、定期的に体を動かすのを手伝ったりといった方法で、適度に体圧を分散させましょう。また、長時間、車椅子に座ることを避け、必要に応じて普通の椅子への乗り移りやベッドで休むなどの支援も行ってください。

声掛けを忘れない

車椅子の介助をするときは、声掛けを忘れないようにしましょう。声掛けは、車椅子使用者の不安を和らげたり、信頼関係を築いたりする効果があります。特に、下り坂や段差などで車椅子の動きを変えるときは、事前に「下り坂に入りますね」「段差があるので後ろ向きにしますね」といった声掛けをするといいでしょう。また、車椅子使用者の希望や意見を聞いたり、感想や話題を共有したりすることも、コミュニケーションの一環として大切です。

人混みでは周囲にも気を配る

人が多い場所では、車椅子が周囲にぶつかり、トラブルやケガの原因になることがあります。車椅子使用者に気を配るのはもちろんですが、周囲の人の動きにも目を向けながら落ち着いて操作し、できるだけ早く広い場所へ移動しましょう。また、車椅子使用者の視線は低くなりがちなので、看板や信号などの情報を伝えたり、目的地やルートを確認したりすることも忘れずに行ってください。

車椅子の操作方法

車椅子の操作方法は、その人の身体状況や車椅子の種類によって異なります。ここでは、自走式と介助式の車椅子の基本的な操作方法を紹介します。

自走式の車椅子の操作方法

自走式の車椅子は、車椅子使用者が自分でハンドリムを回して前進や後退、旋回などを行うことができる車椅子です。自走式の車椅子の操作方法は、以下の通りです。

  • 前進するときは、両手でハンドリムを前方に回します。
  • 後退するときは、両手でハンドリムを後方に回します。
  • 右に曲がるときは、右手でハンドリムを後方に、左手でハンドリムを前方に回します。
  • 左に曲がるときは、左手でハンドリムを後方に、右手でハンドリムを前方に回します。
  • 停止するときは、両手でハンドリムを握り締めます。

自走式の車椅子を操作するときは、以下の点に注意しましょう。

  • ハンドリムを回すときは、手のひらでなく指先で回すと力が入りやすくなります。
  • ハンドリムを回すときは、手袋を着用すると手の皮膚が傷ついたり汚れたりするのを防げます。
  • ハンドリムを回すときは、手首や肘、肩などの関節に無理な負担をかけないようにします。
  • ハンドリムを回すときは、車椅子のバランスを崩さないようにします。
  • ハンドリムを回すときは、周囲の状況に注意して安全に走行します。
介助式の車椅子の操作方法

介助式の車椅子は、介助者がハンドルを押して前進や後退、旋回などを行うことができる車椅子です。介助式の車椅子の操作方法は、以下の通りです。

  • 前進するときは、両手でハンドルを押します。
  • 後退するときは、両手でハンドルを引きます。
  • 右に曲がるときは、右手でハンドルを引き、左手でハンドルを押します。
  • 左に曲がるときは、左手でハンドルを引き、右手でハンドルを押します。
  • 停止するときは、両手でハンドルについているブレーキを握ります。

介助式の車椅子を操作するときは、以下の点に注意しましょう。

  • 車椅子使用者の状態や希望に合わせて、適切な速度や方向で走行します。
  • 車椅子使用者とのコミュニケーションをとりながら、声掛けや合図を行います。
  • 坂道や段差などで車椅子の動きを変えるときは、事前に車椅子使用者に伝えます。
  • 坂道や段差などで車椅子の動きを変えるときは、ティッピングレバーを使って車椅子のバランスを保ちます。
  • 人混みや交通量の多い場所では、周囲の状況に注意して安全に走行します。

まとめ

車椅子の介助をする際には、車椅子の点検や姿勢の保持、手足の巻き込みや床ずれの予防、声掛けや周囲への気配りなど、さまざまな注意点があります。また、車椅子の操作方法は、自走式と介助式の車椅子によって異なります。車椅子の介助をするときは、車椅子使用者の状態やニーズに合わせて、適切な方法とポイントを押さえることが大切です。車椅子の介助は、その人の生活の質を高めるだけでなく、介助者とのコミュニケーションや信頼関係の構築にもつながります。車椅子の介助を通して、その人の笑顔や感謝の言葉を引き出すことができれば、介助者としてのやりがいや充実感も得られるでしょう。