介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

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歩行介助の方法と注意点を杖・手引き・歩行器など目的やケースごとに解説

歩行介助とは、歩行時に転倒やふらつきの危険性がある高齢者に対して、安全に移動できるようにサポートすることです。歩行介助は、高齢者の自立や健康を促すだけでなく、介護者の負担を軽減することにもつながります。しかし、歩行介助にはさまざまな方法や注意点があります。高齢者の歩行状態や使用する福祉用具によって、適切な歩行介助の方法は異なります。

この記事では、歩行介助の方法と注意点を杖・手引き・歩行器など目的やケースごとに解説します。歩行介助を行う際には、ぜひ参考にしてみてください。

歩行介助の方法

歩行介助の方法は、高齢者の歩行状態や使用する福祉用具によって異なります。ここでは、代表的な歩行介助の方法とその手順を紹介します。

見守り歩行介助

見守り歩行介助とは、杖なしで自力で歩行することは可能だが少し不安定な方、杖などを使用すれば自力で歩行が可能な方の見守りを行う介助です。見守り歩行介助では、高齢者の斜め後方から見守るようなイメージで介助を行います。ただ見守るだけでなく、つまずいた時やふらついた時に素早く対応できるようにしましょう。片麻痺がある場合、ふらついた時にすぐ支えられる麻痺側で見守るのがポイントです。

見守り歩行介助の手順は以下の通りです。

  1. 高齢者の歩行状態や歩行動線を確認する
  2. 高齢者の杖を持つ側と反対側、やや後方に立つ
  3. 高齢者の脇の下に手を添えておく
  4. 高齢者の歩調や表情に合わせて歩く
  5. 障害物や段差に注意しながら歩く

寄り添い歩行介助

寄り添い歩行介助とは、見守り歩行介助だけでは転倒の危険性が高いという方に寄り添って行う介助です。寄り添い歩行介助では、介助者は高齢者の利き手とは逆の位置に立ち、ともに歩行するようなイメージで行います。たとえば、高齢者が右利きの場合、介助者は右手を高齢者の右脇に入れ、左手はお互い握り合うようにします。麻痺がある方の介助を行う際は、麻痺がある側に立ち、腰を支えるようにして手を回すのがポイントです。お互い前を向いて歩行するため、障害物を確認できるだけではなく、長距離も移動しやすいのがメリットです。

寄り添い歩行介助の手順は以下の通りです。

  1. 高齢者の歩行状態や歩行動線を確認する
  2. 高齢者の利き手と反対側に立つ
  3. 高齢者の脇の下と手を支えるように握る
  4. 高齢者の歩調や表情に合わせて歩く
  5. 障害物や段差に注意しながら歩く

手引き歩行介助

手引き歩行介助とは、見守りや介助なしで歩行すると転倒の危険性が高いという方の両手をとりながら行う介助です。手引き歩行介助では、介助者と高齢者がお互いに向き合い、両手を取って歩行するようなイメージで行います。手引き歩行介助は、介助者が高齢者の表情を観察しながら歩くことができることや両手をしっかりと支えているため高齢者が安心して歩くことができるといったメリットがあります。しかしながら、介助者は後ろ向きで歩くため周囲の環境や足元が確認できないため注意が必要です。短い移動に向いた歩行介助の方法となります。

手引き歩行介助の手順は以下の通りです。

  1. 高齢者の歩行状態や歩行動線を確認する
  2. 高齢者と向き合う位置に立つ
  3. 高齢者の両脇に手を置き、高齢者には介助者の肘を持ってもらう
  4. 高齢者の両腕を介助者の両腕の上に乗せてもらう
  5. 高齢者の表情を確認しながら歩き始める
  6. 周囲の状況を確認しながら高齢者の歩調を合わせてゆっくりと歩く

杖を使用した歩行介助

杖を使用した歩行介助とは、足の筋力の低下やふらつきがあり杖を使用している方を支える介助です。杖を使用した歩行介助では、介助者は高齢者の杖を持つ側と反対側、やや後方に立ちます。高齢者の脇の下と肘を支えるように軽く握ります。介助量が多い方の場合は「

歩行器具を使用した歩行介助

歩行器具を使用した歩行介助とは、歩行器やシルバーカーなどの歩行補助具を使用している方の歩行を支える介助です。歩行器具を使用した歩行介助では、介助者は高齢者の斜め後ろに立ち、上半身を支えながら歩行するようなイメージで行います。歩行器具を使用した歩行介助は、歩行器具が高齢者のバランスを保つ役割を果たすため、介助者は軽い力で支えるだけで良いというメリットがあります。しかし、歩行器具の操作や高さの調整が不適切だと、転倒の危険性が高まるため注意が必要です。

歩行器具を使用した歩行介助の手順は以下の通りです。

  1. 歩行器具の種類や高さを確認する
  2. 高齢者の斜め後ろに立つ
  3. 高齢者の脇の下や肩に手を添える
  4. 高齢者の歩調や表情に合わせて歩く
  5. 障害物や段差に注意しながら歩く

階段の歩行介助

階段の歩行介助とは、階段を上り下りする際に高齢者の歩行を支える介助です。階段の歩行介助では、介助者は高齢者の手すりや杖を持つ側と反対側に立ち、高齢者の腰や肩を支えながら歩行するようなイメージで行います。階段の歩行介助は、階段の昇降が高齢者にとって大きな負担となるため、介助者は高齢者の安全を確保することが大切です。また、階段の昇降の順序や歩行のペースにも注意が必要です。

階段の歩行介助の手順は以下の通りです。

  1. 階段の状態や手すりの有無を確認する
  2. 高齢者の手すりや杖を持つ側と反対側に立つ
  3. 高齢者の腰や肩を支えるように握る
  4. 高齢者に階段の昇降の順序やペースを説明する
  5. 高齢者の歩調や表情に合わせて歩く

片麻痺の患側側からの歩行介助

片麻痺の患側側からの歩行介助とは、脳卒中などで片側に麻痺がある高齢者の歩行を支える介助です。片麻痺の患側側からの歩行介助では、介助者は高齢者の麻痺側に立ち、高齢者の腰や肩を支えながら歩行するようなイメージで行います。片麻痺の患側側からの歩行介助は、麻痺側の筋力や感覚が低下しているため、介助者は高齢者の安全を確保することが大切です。また、麻痺側の関節の可動域や歩行のペースにも注意が必要です。

片麻痺の患側側からの歩行介助の手順は以下の通りです。

  1. 高齢者の麻痺側の状態や歩行動線を確認する
  2. 高齢者の麻痺側に立つ
  3. 高齢者の腰や肩を支えるように握る
  4. 高齢者の歩調や表情に合わせて歩く
  5. 麻痺側の関節の可動域や歩行のペースに注意しながら歩く

まとめ

歩行介助の基本的な方法と注意点をそれぞれまとめました。歩行介助は、高齢者の自立や健康を促すだけでなく、介護者の負担を軽減することにもつながります。しかし、歩行介助にはさまざまな方法や注意点があります。高齢者の歩行状態や使用する福祉用具によって、適切な歩行介助の方法は異なります。また、高齢者の状態や環境の変化に合わせて、介助の方法を変えていくことも大切です。

歩行介助の方法をマスターして、高齢者に安心・安全な歩行を提供しましょう。