介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

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ロシアの反政府指導者ナワリヌイ氏が刑務所で死亡

ロシアの反政府指導者ナワリヌイ氏が刑務所で死亡

ロシアの刑務所当局は16日、近年のロシアで最も著名な反政府指導者だったアレクセイ・ナワリヌイ(47)氏が、収監されていた北極圏の刑務所で死亡したと発表した。ナワリヌイ氏はプーチン大統領にとって最大の敵であり、2020年に神経剤による暗殺未遂に遭い、ドイツで治療を受けた後に帰国したが、直ちに逮捕されて以来、収監され続けていた。

散歩後に気分が悪くなり意識を失う

刑務所当局は、ナワリヌイ氏が16日に散歩した後、「気分が悪く」なったのだと説明した。刑務所当局は、ナワリヌイ氏はそれから「ほぼただちに意識を失った」とコメント。救急医療チームがすぐに呼ばれ、蘇生しようとしたものの、ナワリヌイ氏は回復しなかったという。「救急チームの医師が、受刑者の死亡を宣告した。死因は現在、確認中」だと、刑務所は発表した。

国際社会からの非難と追悼の声

刑務所当局の発表を受けて国際社会はただちに、プーチン大統領にとってロシア国内で最大の敵だったナワリヌイ氏をこぞって称賛した。フランス政府は、ロシアの「抑圧」に抵抗したナワリヌイ氏が自分の命でその代償を払うことになったとコメント。ノルウェーのエスペン・バット・アイデ外相は、ナワリヌイ氏の死去にロシア当局が多大な責任を負うとコメントした。北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、「ロシアからの情報に悲しみ、動揺している」と述べた。イギリスのリシ・スーナク首相は、ナワリヌイ氏の死去は「ひどい知らせ」だとして、ナワリヌイ氏が「目覚ましい勇気を終生示した」とたたえた。ドイツのオラフ・ショルツ首相は、ナワリヌイ氏が「勇気の代償を自分の命で払った」と述べた。欧州理事会のシャルル・ミシェル理事会議長は、ナワリヌイ氏の「悲劇的な死」の責任を負うべきはロシアだけだとソーシャルメディアに書いた。ミシェル議長は、ナワリヌイ氏が「自由と民主主義の価値のために闘い」、自分の理想のために「究極の犠牲を払った」と述べた。「最も暗い状況で民主主義のため、世界各地で闘う人たち。戦士は死ぬ。しかし、自由のための戦いは決して終わらない」とも、議長は書いた。

プーチン政権にとっての長年の悩みの種

ナワリヌイ氏はプーチン大統領に批判的な政治やマスコミ関係者のほとんどは、すでにロシアから脱出している。しかし、ナワリヌイ氏は2020年8月に西シベリアからモスクワに向かう機内で意識を失い、ロシア国内の病院に搬送された。治療のため、その後移送されたドイツの当局は同年9月、神経剤「ノヴィチョク」が使用されたと発表した。ナワリヌイ氏はその後、2021年1月に帰国。モスクワ郊外のシェレメチェヴォ空港の入管窓口で警察に拘束され、それから3年1カ月にわたり拘束され続けた。ナワリヌイ氏はかねて選挙でプーチン氏を倒そうとし続けたものの、2018年の大統領選には出馬を禁止された。ロシアでは今年3月に次の大統領選が予定されているものの、プーチン氏に対抗する候補は実質的にいない状態での選挙となる。ロシアの中央選挙管理委員会は8日、来月の大統領選挙に関し、ウクライナ侵攻に反対するボリス・ナデジディン元下院議員(60)の候補者登録を認めないと決めた。ナワリヌイ氏は1月にも刑務所から支持者あての動画で、自分がいる刑務所は「とても遠い」のでまだクリスマスの郵便物が届いていないのだと冗談を言い、笑っていた。ナワリヌイ氏は刑務所からも、弁護士にメッセージを託して、世界に自分の言葉を届けていた。弁護団が代理でアップロードした2月14日のインスタグラムの投稿は、妻ユリアさんへのバレンタインのメッセージで、「私たちは何千キロも隔てられている」けれども、「君はいつでも僕の近くにいると感じるし、僕はますます君のことを愛している」と書いていた。

ナワリヌイ氏の死亡に対するロシア国内の反応

ナワリヌイ氏の死亡はロシア国内でも大きな衝撃を与えた。ナワリヌイ氏の支持者や同志は、刑務所当局の発表に疑問を呈し、真相の究明を求めた。ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは、夫の死を「政治的な殺人」と非難し、国際社会にロシア政府に圧力をかけるよう呼びかけた。一方、プーチン政権の支持者や与党の議員は、ナワリヌイ氏の死亡を「不幸な事故」として片付けようとした。ロシアの国営メディアは、ナワリヌイ氏の死亡についてほとんど報道しなかった。ロシアの人権団体や野党は、ナワリヌイ氏の死亡を受けて、18日にモスクワで抗議集会を開くことを発表した。しかし、ロシアの内務省は、集会に参加すると逮捕すると警告した。

記事のまとめ

  • ロシアの反政府指導者ナワリヌイ氏が北極圏の刑務所で死亡したと発表された。
  • ナワリヌイ氏はプーチン大統領の最大の敵であり、神経剤による暗殺未遂に遭った後もロシアに帰国し、逮捕された。
  • 国際社会はナワリヌイ氏の死亡に悲しみと非難の声を上げたが、ロシア政府は事故として処理しようとした。
  • ロシア国内ではナワリヌイ氏の支持者が真相究明と抗議を求めたが、当局は弾圧を強めた。