介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

このブログでは、介護ってこんな感じだよ、って率直にシェアしていくよ!介護って実は誰もが経験することだし、正直、時には大変だったり笑えることだってあるよね。ここでは介護の実情や悩み、そしてちょっとした助けになる情報をみんなで共有していくよ。助け合いながら介護の日々を乗り越えていこうぜ!

MENU

高齢者の介護度とは?要介護区分の内容と介護保険の申請方法

高齢者の介護度とは、介護を必要とする状態を指標化したもので、高齢者が日常生活のなかでどの程度の介護を要するのか、その程度を表したものです。介護度は、要介護認定によって「要支援1・2」「要介護1~5」「自立(非該当)」の区分のいずれかに判定されます。この記事では、介護度の判定基準や申請方法、介護度によって受けられる介護サービスや負担額などについて解説します。

介護度の判定基準とは?

介護度の判定基準とは、介護を必要とする程度を客観的に評価するための基準のことです。介護度の判定基準には、以下の2つの要素があります。

  • 身体的な機能の低下や認知症などの状態を表す「認定項目」
  • 日常生活の中で必要な介護の時間や内容を表す「介護時間」

認定項目は、身体機能や精神機能、生活機能の3つの領域に分かれており、それぞれに細かい項目が設定されています。例えば、身体機能の領域には「歩行」「食事」「入浴」などの項目があります。認定項目は、それぞれに点数が割り振られており、合計点数が高いほど介護度が高くなります。

介護時間は、日常生活の中で必要な介護の時間や内容を表すもので、以下の4つのカテゴリーに分かれています。

  • 身体的な介護(食事や排泄などの身体的な介助)
  • 生活援助(掃除や洗濯などの家事的な援助)
  • 見守り(認知症などで見守りが必要な場合)
  • 通院(病院やデイサービスなどへの移動の介助)

介護時間は、それぞれに時間帯や内容に応じて点数が割り振られており、合計点数が高いほど介護度が高くなります。

認定項目と介護時間の合計点数によって、介護度が判定されます。介護度は、以下のように6段階に分けられます。

介護度 認定項目と介護時間の合計点数 介護の状態
自立(非該当) 25点以下 介護は必要ない
要支援1 26~49点 介護が必要な場合がある
要支援2 50~64点 介護が必要な場合が多い
要介護1 65~79点 部分的に介護が必要
要介護2 80~99点 かなりの介護が必要
要介護3 100~129点 重度の介護が必要
要介護4 130~159点 非常に重度の介護が必要
要介護5 160点以上 全面的な介護が必要

介護度の申請方法とは?

介護度の申請方法とは、介護保険を利用するために必要な手続きのことです。介護度の申請方法は、以下のような流れになります。

  1. 介護保険の適用を受けるために、市区町村の窓口に「要介護認定申請書」を提出する
  2. 市区町村から指定された医師やケアマネージャーによる「介護認定調査票」の記入や「調査員による自宅訪問」を受ける
  3. 市区町村から「要介護認定結果通知書」が送付される
  4. 介護度が判定されたら、ケアマネージャーと相談して「介護サービス計画(ケアプラン)」を作成する
  5. ケアプランに基づいて、介護サービスを利用する

介護度の申請には、一般的に約1か月程度の時間がかかります。また、介護度の申請は、原則として2年に1回行う必要があります。ただし、介護の状態に変化があった場合は、再申請することができます。

介護度によって受けられる介護サービスと負担額は?

介護度によって受けられる介護サービスと負担額は、以下のようになります。

介護度 受けられる介護サービスの例 自己負担額
自立(非該当) 介護サービスは利用できない なし
要支援1 訪問介護、通所介護、住宅改修など 10%
要支援2 訪問介護、通所介護、短期入所介護、訪問看護など 10%
要介護1 訪問介護、通所介護、短期入所介護、訪問看護、介護用品貸与など 10%
要介護2 訪問介護、通所介護、短期入所介護、訪問看護、介護用品貸与、居宅介護支援など 10%
要介護3 訪問介護、通所介護、短期入所介護、訪問看護、介護用品貸与、居宅介護支援、特別養護老人ホームなど 20%
要介護4 訪問介護、通所介護、短期入所介護、訪問看護、介護用品貸与、居宅介護支援、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設など 30%
要介護5 訪問介護、通所介護、短期入所介護、訪問看護、介護用品貸与、居宅介護支援、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設など 30%

まとめ

高齢者の介護度とは、介護を必要とする状態を指標化したもので、高齢者が日常生活のなかでどの程度の介護を要するのか、その程度を表したものです。介護度は、要介護認定によって「要支援1・2」「要介護1~5」「自立(非該当)」の区分のいずれかに判定されます。介護度の判定基準は、認定項目と介護時間の合計点数によって決まります。介護度の申請方法は、市区町村の窓口に要介護認定申請書を提出し、介護認定調査を受けることで行います。介護度によって受けられる介護サービスや負担額は異なります。介護度が高いほど、より多くの介護サービスを利用できますが、自己負担額も高くなります。

この記事では、高齢者の介護度について、要介護区分の内容と介護保険の申請方法について解説しました。高齢者の介護度は、介護を必要とする方やそのご家族にとって、非常に重要な指標です。介護度に応じて、適切な介護サービスを利用することで、高齢者の方の生活の質を向上させることができます。介護度に関する情報は、市区町村の窓口や介護保険のホームページなどで確認することができます。介護度について、より詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。