介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

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高齢者の不整脈はどうすればいい?原因と対策を解説

高齢者の不整脈の症状と危険性、予防法をご紹介します!

高齢者の不整脈は、心臓のリズムが乱れることで起こる病気です。不整脈には、脈が早くなる「頻脈」、遅くなる「徐脈」、脈が飛んだように感じる「期外収縮」の3つに分けられます。不整脈の症状は様々ですが、症状に気づかないケースが多くあります。不整脈が続くと、血流が悪くなり、脳梗塞や心不全などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。高齢者の不整脈の原因としては、心臓疾患や高血圧、糖尿病などの生活習慣病が挙げられます。不整脈の予防には、定期的な健康診断やストレスの管理、食生活や運動の改善などが有効です。本記事では、高齢者の不整脈の症状と危険性、予防法について詳しく解説します。

高齢者の不整脈の症状

不整脈の症状は、人によって異なりますが、一般的には以下のようなものがあります。

  • 動悸(心臓の鼓動が強く感じられる)
  • 息切れ(呼吸が苦しくなる)
  • だるさや疲れ(体力が低下する)
  • めまいや失神(意識が朦朧とする)
  • 胸痛(心臓の痛みや圧迫感がある)

これらの症状は、不整脈によって心臓から押し出される血液量が減少し、全身に十分な酸素が行き渡らなくなることで起こります。特に、心臓が通常よりも遅く拍動する「徐脈」の場合、3秒以上心臓が停止しているとめまいを起こし、5秒以上の停止で失神をきたすとされています。

不整脈の症状は、一時的であったり、日常生活に支障をきたさない場合もありますが、激しい息切れやめまい、失神などの症状が出る場合は、心臓疾患の可能性がありますので、必ず病院で診てもらいましょう。

高齢者が気をつけたい不整脈「心房細動」

高齢者が注意しなければならないのが「心房細動」と呼ばれる不整脈です。心房細動は、心房が興奮し痙攣している状態になり、脈拍が400~600回/分と非常に早くなります。心房細動自体は命に関わるような危険な不整脈ではありません。しかし、心房細動が続くことにより血流のスピードが低下し、血栓が出来やすくなります。この心房で出来た血栓が、血流に乗り脳の血管を詰まらせてしまうことで「脳梗塞」を引き起こしてしまうのです。つまり、心房細動の方は脳梗塞を起こす危険性が高まるのです[^2^][2]。

脳梗塞を発症すると命を落とす危険はもちろん、命が助かったとしても約半数の人が後遺症により寝たきりや要介護状態になるといわれています[^3^][3]。たかが、不整脈といって甘く見るのではなく、脳梗塞のリスクが高まることをしっかり理解し、治療や予防に努めることが極めて重要です。

不整脈の原因

不整脈の原因としては、以下のようなものがあります。

  • 遺伝や体質(家族内で同じような心電図が見られる場合)
  • 薬の副作用(処方箋や市販薬の副作用として、不整脈が起こる場合)
  • 加齢(年齢と共に心臓の機能が低下し、不整脈が起こりやすくなる場合)
  • 生活習慣(飲酒、喫煙、カフェインの摂りすぎ、睡眠不足などが原因となる場合)
  • ストレス(交感神経が刺激され、心臓のリズムが乱れる場合)
  • 病気(狭心症、心筋梗塞などの心臓病や高血圧、甲状腺異常などが原因となる場合)

不整脈の原因を特定するためには、心電図やホルター心電図などの検査が必要です。不整脈の原因によって、治療法や予後が異なりますので、早めに医師の診断を受けることが大切です。

不整脈の予防

不整脈の予防には、以下のようなことが有効です。

  • 定期的な健康診断を受ける(不整脈の有無や心臓疾患のリスクを把握する)</li
    不整脈の種類 治療法 注意点 対応の仕方
    頻脈 薬物療法、デバイス治療、カテーテル・アブレーション治療、手術治療 心房細動は脳梗塞のリスクが高い 定期的な健康診断と抗凝固薬の服用が必要
    徐脈 薬物療法、ペースメーカーの埋め込み 3秒以上心臓が停止するとめまいや失神を起こす 突然の症状に備えてAEDの使い方を覚えておく
    期外収縮 薬物療法、カテーテル・アブレーション治療 他の心臓病の合併や不安・ストレスが原因となることがある 生活習慣の改善とストレスの管理を心がける