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高齢者の心臓病について知っておきたいこと

 

高齢者の死因の第2位である心臓病は、年をとれば誰でもかかる可能性がある病気です。しかし、心臓病についての知識や情報が不足していると、病気への気づきが遅れたり、適切な治療のタイミングが遅れたりしかねません。この記事では、高齢者に多い心臓病の種類や症状、予防法などについて解説します。

高齢者に多い心臓病の種類

心臓病とは、心臓に起こる病気の総称で、主なものには「虚血性心疾患」「不整脈」「心臓弁膜症」があげられます。

虚血性心疾患

虚血性心疾患とは、動脈硬化の影響で血液の巡りが悪くなり、冠動脈が細くなったり詰まったりすることで起こる病気の総称で、「狭心症」と「心筋梗塞」の2つに大きく分けられます。

狭心症は、運動などにより心筋の酸素消費量が高くなった時に必要な血流が得られず、一時的な胸の痛みが起こるものです。心筋梗塞は冠動脈に血栓ができて詰まり、心筋に血流がいかなくなることで激しい痛みに襲われる疾患です。最大の危険因子は動脈硬化で、動脈硬化の進行具合は、血圧や脂質異常症の数値から確認できます。

不整脈

不整脈とは、心臓の心拍のリズムが速くなったり遅くなったりして、乱れる状態をいいます。健康な成人で不整脈が全くない人はいないといわれるほど、不整脈は一般的なものです。治療の必要のないケースも多くありますが、脈の激しい乱れや動悸を感じる場合は、専門医を受診しましょう。心電図や心臓超音波(心エコー)、心臓CT、心臓MRIなどの検査方法があります。

心臓弁膜症

心臓弁膜症とは、心臓にある弁に障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態です。心臓は右心房・左心房、右心室・左心室に分かれており、血液の流れを一方向に維持し、逆流を防止するために、右心室と左心室の入り口と出口にはそれぞれ“弁”があります。この弁が加齢や病気など何らかの原因で働きが悪くなり、血液の通り道が狭くなって狭窄が起こったり、血液の逆流が起こったりします。息切れや胸の痛み、動悸などが主な症状ですが、高齢の方は「年のせい」だと思い、症状と自覚していない場合もあります。心臓弁膜症の音(心雑音)は健康な心臓の音と異なるため、聴診でチェックすることができます。

高齢者の心臓病の症状と対処法

高齢者の心臓病の症状は、若い人とは異なる場合があります。たとえば、心筋梗塞の場合、若い人は激しい胸痛を感じることが多いのに対し、高齢者は胸痛がないこともあります。また、疲れやすさやだるさ、食欲不振など、ありふれた症状であるため、心臓病と気づかないこともあります。そのため、高齢者の心臓病は、発見が遅れたり、重症化したりするリスクが高くなります。

高齢者の心臓病の症状には、以下のようなものがあります。

  • 息切れや息苦しさ
  • 胸の痛みや圧迫感
  • 動悸や不整脈
  • むくみや体重増加
  • 疲れやすさやだるさ
  • 食欲不振や吐き気
  • めまいや失神

これらの症状が見られた場合は、年齢のせいだと思わずに、すぐに医療機関を受診しましょう。また、心臓病の発症や悪化を防ぐためには、日頃から生活習慣の改善が大切です。具体的には、以下のようなことに気をつけましょう。

  • 適度な運動をする
  • 塩分や脂質の摂りすぎを避ける
  • 禁煙や節酒をする
  • ストレスを溜めない
  • 定期的に血圧や血液検査を受ける
  • 心臓の音や心電図などの検査を受ける

まとめ

高齢者の心臓病は、日本人の死因の第2位であり、重大な健康リスクです。しかし、心臓病についての知識や情報が

高齢者の心臓病は、日本人の死因の第2位であり、重大な健康リスクです。しかし、心臓病についての知識や情報が不足していると、病気の早期発見や予防ができなくなります。この記事では、高齢者に多い心臓病の種類や症状、対処法などについて解説しました。高齢者の方はもちろん、家族や介護者の方も、心臓病に関する正しい情報を得て、健康に気をつけてください。

心臓病の種類 症状 予防法
虚血性心疾患 胸の痛みや圧迫感、疲れやすさやだるさなど 適度な運動、塩分や脂質の摂りすぎを避ける、禁煙や節酒をする、定期的に血圧や血液検査を受けるなど
不整脈 動悸や不整脈、めまいや失神など ストレスを溜めない、心電図や心臓超音波などの検査を受けるなど
心臓弁膜症 息切れや胸の痛み、動悸など 聴診で心臓の音をチェックする、心臓超音波などの検査を受けるなど