なでしこジャパ
サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が、パリオリンピック2024の女子サッカーで日本で行われるアジア最終予選に出場しました。最終予選では朝鮮民主主義人民共和国と対戦し、本大会に出場するための戦いを目指しました。結果は、ホーム&アウェイの2試合で日本が2-1の勝ち越しでパリ五輪出場権を獲得しました。この記事では、なでしこジャパンの快挙を振り返ります。
第1戦はスコアレスドロー、山下の好セーブが日本を救う
2月24日にサウジアラビアのPrince Abdullah Al Faisal Stadiumで行われた第1戦は、両チームともに慎重な展開となりました。日本は前半に大儀見優季や高橋はなのシュートを放ちましたが、北朝鮮のGKが阻止しました。後半に入ると、北朝鮮が攻勢に出て、日本のGK山下奈々が何度もピンチを救いました。特に後半終了間際には、北朝鮮のFWが決定的なシュートを放ちましたが、山下が見事に弾きました。試合は0-0のスコアレスドローに終わりましたが、山下の好セーブが日本の敗戦を防ぎました。
第2戦は高橋と藤野のゴールで逆転勝利、国立の声援に応える
2月28日に東京の国立競技場で行われた第2戦は、日本が勝てばパリ五輪出場が決まるという大一番でした。試合は、前半26分に日本が先制しました。左サイドからのクロスに高橋はなが頭で合わせてゴールネットを揺らしました。しかし、後半に入ると北朝鮮が反撃に出て、後半15分に同点ゴールを奪われました。日本は追加点を求めて攻め続けましたが、なかなか決め手を欠きました。そんな中、後半31分に日本に貴重な追加点が生まれました。右サイドからのクロスに藤野あおばが飛び込んでヘディングでゴールしました。このゴールで日本は2-1とリードしました。その後、北朝鮮も攻めましたが、日本の守備陣が耐えました。試合終了の笛が鳴り、日本は2-1で勝利し、パリ五輪出場権を獲得しました。国立競技場に詰めかけたファンの声援に応える形となりました。
パリ五輪での活躍に期待
なでしこジャパンは、アジアの狭き門をくぐり抜けてパリ五輪出場権を獲得しました。この快挙は、なでしこジャパンの強さと粘り強さの証です。パリ五輪では、世界の強豪と対戦することになりますが、なでしこジャパンはそのチャレンジに臆することなく、日本のサッカーを見せてくれるでしょう。パリ五輪でのなでしこジャパンの活躍に期待しましょう。