介護のリアル: 家族と共に笑い泣きする日々

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高齢者の骨粗しょう症|原因や治療法・予防法をわかりやすく解説

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骨粗しょう症とは、骨が弱くなって骨折しやすい状態になる病気です。高齢者にとっては、骨折が寝たきりや要介護につながり、健康寿命を縮める危険な病気です。この記事では、骨粗しょう症の原因や治療法・予防法を専門医が詳しく解説します。

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症とは、加齢や閉経、不適切な生活習慣などによって骨が弱くなり、骨折しやすい状態になる疾患です。骨は生涯にわたって、古い骨を溶かして、新しい骨を作るという新陳代謝を続けています。これを「骨代謝」といい、古い骨を溶かす作用を骨吸収、新しい骨を作る作用を骨形成と呼びます。加齢や閉経といったさまざまな原因で骨吸収と骨形成のバランスが崩れて骨が弱くなっていくと、骨粗しょう症になるわけです。

骨粗しょう症の原因

骨粗しょう症の原因には「加齢」「閉経」「生活習慣」が大きくかかわっています。詳しく見ていきましょう。

加齢

加齢は骨粗しょう症の大きな原因です。ほかのあらゆる組織と同様に、骨も加齢の影響を受けて脆弱(ぜいじゃく)になっていきます。骨量は成長期にどんどん増えていき、20歳あたりでピークに達します。20代、30代は大きな変化はなく経過し、50歳前後から骨量は減っていきます。そして基準を超えて骨量が減ると、骨粗しょう症と診断されます。したがって、骨粗しょう症になるかどうかは「成長期にどれだけ骨が増えたか」と「中高年期にどれだけ骨が減ったか」で決まるといっても過言ではありません。

閉経

女性の場合、閉経は骨粗しょう症の大きな原因です。女性ホルモンは、骨吸収を抑えて骨量を維持する働きがあります。これは妊娠や授乳期間中のカルシウムを多く必要とする際に、母体の骨が弱くなりすぎないようにするための働きです。閉経期から閉経後15年くらいの間、女性ホルモンの低下によって骨吸収が亢進(こうしん〈高い度合いまで進むこと〉)し、骨量が低下していきます。

生活習慣

運動や食事などの生活習慣も、骨の強さに大きく影響します。運動不足や栄養不足、たばこを吸う、お酒を飲みすぎる、日光に当たらない生活をしている、外出が少ないといった生活習慣の人は骨が弱くなりやすいといえます。骨に特に重要な栄養素は、たんぱく質、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKの四つです。骨はたんぱく質とカルシウムでできているので、この二つの栄養素が充足していることはとても重要です。また、ビタミンDは食事中のカルシウムの吸収を助け、尿からのカルシウム排出を減らすことで骨を強くします。ビタミンKは骨形成に重要な骨のたんぱく質「オステオカルシン」の生成に必要なビタミンで、不足すると骨折が多くなることが知られています。

骨粗しょう症の症状

骨粗しょう症は、自覚症状がないことが多く、骨折して初めて気づくこともあります。骨折しやすい部位は、腰椎(ようつい)、大腿骨近位部(だいたいこつきんいぶ)、手首などです。骨折すると、痛みや腫れ、動きの制限などが起こります。骨粗しょう症の自覚症状としては、身長の縮み、背中や腰の曲がり、背中や腰の痛みなどがあります。これらの症状に気づいたら、早めに医師に相談しましょう。

骨粗しょう症の検査と治療法

骨粗しょう症の検査としては、骨密度検査が一般的です。骨密度検査は、骨の量や質を測定する検査で、骨粗しょう症の診断や治療効果の判定に用いられます。骨密度検査は、X線を使ったDXA法や超音波を使ったQUS法などがあります。骨密度検査の結果は、TスコアとZスコアという数値で表されます。Tスコアは、同じ性別の20歳代の平均値と比較したときの骨密度の差を標準偏差で表したもので、WHOの基準ではTスコアが-2.5以下で骨粗しょう症と診断されます。Zスコアは、同じ性別・年齢の平均値と比較したときの骨密度の差を標準偏差で表したもので、Zスコアが-2以下であれば、骨密度が低下している原因をさらに調べる必要があります。

骨粗しょう症の治療法には、食事療法、運動療法、薬物療法があります。食事療法では、骨に必要なカルシウムやビタミンDなどの栄養素を十分に摂取することが重要です。カルシウムは、乳製品や大豆製品、小魚、海藻類、緑黄色野菜などに多く含まれています。ビタミンDは、日光に当たることで体内で生成されますが、食事からも摂取することができます。きくらげやサケ、きのこ類などにビタミンDが含まれています。運動療法では、骨に負荷をかけることで骨量を増やすことが目的です。ウォーキングやジョギング、筋力トレーニングなどが効果的です。薬物療法では、骨吸収を抑える薬や骨形成を促進する薬などが用いられます。骨吸収を抑える薬には、ビスホスホネート系薬や分子標的薬などがあります。骨形成を促進する薬には、活性型ビタミンD3製剤やPTH製剤などがあります。これらの薬は、医師の指示に従って正しく服用することが必要です。

骨粗しょう症の予防

骨粗しょう症の予防には、骨量を増やすことと骨折を防ぐことが大切です。骨量を増やすには、食事や運動などの生活習慣の改善が必要です。骨折を防ぐには、転倒のリスクを減らすことが必要です。転倒のリスクを減らすには、以下のようなことに注意しましょう。

  • 足元の照明や床の段差などの環境を整える
  • 眼鏡や補聴器などの視聴覚の補助具を利用する
  • バランス感覚や筋力を高める運動をする
  • 薬の副作用や病気の影響に注意する
  • 歩行器や杖などの補助具を利用する

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まとめ

骨粗しょう症は、骨が弱くなって骨折しやすい状態になる病気です。高齢者にとっては、骨折が寝たきりや要介護につながり、健康寿命を縮める危険な病気です。骨粗しょう症の原因や治療法・予防法を専門医が詳しく解説しました。骨粗しょう症にならないためにも、日頃から骨の健康に気をつけましょう。